フレデリカの過去 夢編 1
「幼少期はこんな感じよ。7年の間に月詠流武術と魔法を叩き込んだり今や相棒となってる雷の六大精霊ボルサリーノと仲良くなったりしてたりと色々あったわ。今エレボス君が泊まっている部屋は元々はフレデリカの自室だったのよ」
「そうなんですか!?それにしても、、、母さんも子供の時は大変だったんですね」
(それをしれば知るほど今の状況にイラつくんだけどな)
「それじゃー、次は7年後のそうね。夢を叶えていくフレデリカについて教えるわ」
「お願いします!」
エレボスは目を輝かせてそう言う
「7年後いつものようにフレデリカを迎えに行ったら見慣れない女性が居たのよ。それがエレボス君も知っているカグラ・サンモンジよ。当時は違う家名だったけれど。それで話を聞いてみれば武者修行で旅をしていてセラフに来たらフレデリカと出会ってそのまま意気投合して時期もちょうど良かったからそのまま着いて行くって言われたのよ」
「そこで母さんとカエデさんは出会ったのか」
「そしてフレデリカは3日後に国外逃亡したのよ。当然私のところに連絡が緊急で来たけれど私もどこへ向かったかは聞いてなかったから普通に知らないと答えたわ。そしてそれから1年後、、、フレデリカはこの国に訪れたわ。ここだけの話その時は泣きそうだったわね。やっぱり弟子の成長した姿は嬉しいものよ」
フレイヤは心の底からの笑みを浮かべでそう言う
「そしてその時に私とフレデリカで戦った時に最初は私が完全に押していたんだけど途中でボルサリーノとフレデリカが契約しちゃって逆に押されたわ、、、まー、普通に勝ったんだけど」
「勝ったんだ?!」
「あんな小娘に負けるほど落ちぶれてないわよ。むしろその後に戦ったカエデの方がやばかったわよ。魔導士にとってあの子は相性が最悪すぎるわよ。その経験があったからフレンに近接戦を叩き込んでるんだから」
フレイヤは末恐ろしいと言った様子でそう語る
「そんなにカエデさん強かったんですか?」
「王司教じゃ絶対に無理。大罪司教でも油断があれば首が飛ぶわね。王司教の領域をほぼ完全に抜けて大罪司教の領域に片足突っ込んでるレベルね」
「マジかよ、、、凄いな」
エレボスはカグラの強さに驚く
「そしてフレデリカは2週間ほどユグドラシルに滞在していたのだけど、、、その間にフレデリカの妹達ボルディアとメーテリアがユグドラシルへ来てね、、、フレデリカを誑かしたカグラにブチギレてそのまま2人がかりで襲いかかったのよ。そして秒殺されたわ」
「秒殺?!え?!ボルディアって聖騎士団長ですよね?いくらまだ少女だったからってカグラさんも同じだったはず」
「カグラはね元々はフレデリカよりも遥かに強かったのよ。当時でも君主司教相手に勝ち目があるレベルだったからね」
「強すぎるでしょ、、、」
(ロマノフが魔素病を初期にカエデさんに患わせたのは正解だったんだなー)
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