エレボスvsフレン  4

「は?」

エレボスは自身の心臓が誰かの手によって貫かれたことに気が付く

(な、、、んで)

ゴフッ

エレボスは血を吐きその場に倒れる その拍子に手が胸から抜ける

そしてエレボスが後ろを振り向くとそこには

「危なかったですよエレボスさん」

殺したはずのフレンが五体満足で立っていた

「な、、、んで、、、生きてる」

「私の固有魔法です。厄災支配といって自然災害やモンスターの異常発生などを自由に支配できるというお母様ですら完全には対処できない力なのです。そしてその力の一つに自然の力を媒介に回復できるんですよ」

エレボスの問いにフレンはそう答えた

「ん、、だよそれ」

(チートすぎるだろそれ!!)

エレボスはフレンの固有魔法のチート具合に絶句する

「ベルフェ

エレボスは自身も固有魔法で心臓を治療しようとする しかし

「ゼロ・ストーム」

ドカン!!!

「がぁ!」

至近距離で超火力魔法を撃ちこまれる

(クソ、、、たれ)

エレボスの意識が闇に沈んでいく

(こうなったらプランCだ、、、負けてたまるか)

しかしエレボスは諦めない

「刀剣融合」

エレボスの体が激しい魔力の渦に包まれる

「な、何?!」

フレンはそれに驚愕する

(魔力量もすさまじいが、、、なんだこの異質な力は。まるで魂その物を攘夷の存在に変質させているような、、、何?!)

そしてあまりにも異質な気配に汗を流す

ドカン!!!

「、、、」

魔力の渦が晴れる

そこには

「竜人?」

背から漆黒の大きな翼と立派な尾そして頭に角を生やしたエレボスの姿があった

「、、、マジかよ」

そして変身したエレボスもに激しく驚愕していた

「な、何?その姿、、、それにこの覇気」

(刀剣融合?武器の刀と合体したのか?!)

フレンはエレボスが直前に呟いた言葉から何をしたかを理解する

「マジックスキャン」

そしてエレボスの魔力量を見る

40000000(4000万)

「私以上、、、まずいわね」

「行くぞ!」

エレボスは

「っ!」

スパン

「ぐぅ!」

フレンの知覚速度を超える神速の居合でフレンの首を刎ねた

「、、、扱いきれないな」

エレボスはそう呟く





「なっ!!」

エレボスの姿を、、、正確には気配を感じたフレイヤは驚愕していた

「この気配、、、バハムートにヤマトのクソガキの気配だと?」

(なんで?!刀剣融合、、、)

「あの刀、、、まさか黒牙?!」

そしてエレボスの刀の正体に辿り着いた

(存在は知っていたけどなんでだ!?ベルムート家に封印されていたはず、、、それもとんでもないレベルの封印を。大罪司教クラスの実力が無くちゃ破壊なんて、、、)

「いや、、、仮にあの刀が黒牙だとしてなんでヤマトのクソガキの気配が」

(まさか、、、仮にそうだとしたらあの刀は)

「フレデリカ、、、貴方の息子はすごいよ」

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