危険な話と
2週間後
「随分と広い場所だな」
2週間が経ちスモアによって模擬戦の場所へ案内されたその場所は
「でっかい湖の中心に陸がある」
大きな湖の中心に十分な広さを誇る陸がある地形だった
「昔にフレイヤさんとフレデリカさんが本気で戦ったら余波で木々が消し飛び地面が抉れその穴に地下水が噴出してできた湖をフレイヤさんの契約してる地と自然の6大精霊の力を使って中心に陸を作ったらしいよ」
スモアがそう横から説明をする
「、、、何してんだよ」
「本当それよね」
2人は呆れながら陸に上陸する
「あっ!いらっしゃいましたね」
すると楽しみとばかりにフレンが駆け寄ってきた
「遅れてごめんなさい。いつでもいいですよ。ただルールの確認だけしないと」
エレボスがそう言うと
「ルールは簡単よ。どっちかが死んだら負け」
フレイヤがそう言った
「は?」
そしてもちろんエレボスは自身の耳を疑う
「し、死んだら負け?死んだら人生終わりでは?」
「大丈夫よ。蘇生するから」
「は?蘇生?」
「魂が輪廻へ行く前に回収してその後に修復した肉体に戻せば蘇生できるからね。この湖一帯にその術式が張られてるのよ」
フレイヤはあっさりと恐ろしいことを言う
「、、、」
(これ死者蘇生に入ってないか?)
ハジメの言葉を思い出してエレボスは顔を青くする
「あ、このこと絶対に他の人に言わないでね。バレたらとんでもなくマズいから、、、本当に」
フレイヤは念入りにそう言う
「はい!!」
「そ、そんな怖がらなくても大丈夫よ、、、それじゃー、始めましょうか」
「「はい!」」
そうしてエレボスとフレンはお互いの立ち位置に立つ
精霊都市ハイド
「凄い!ここが精霊都市!」
少女は興奮気味にそう叫ぶ
「はー、気分悪い」
逆にエテルは機嫌がすこぶる悪い
「ここが精霊都市ハイド、、、お母様が最も精霊の力を感じた場所。すさまじい力を感じるな」
そしてカエデは精霊の力を肌で感じて身震いしていた
「皆さん。今日はこの都市で休みましょう。フレデリカ様が明後日ぐらいに合流できると思うので」
そんな3人に声を掛ける女性が居た それは
「了解です。ミクロさん」
フレデリカが遣わせた聖騎士隊のリーダーであるミクロであった
「それにしても改めてなんでフレデリカさんは私達にこんなとんでもない護衛を?」
少女が不思議そうにそう呟くと
「わかりませんがあのお方が命令したのでそれが最善なのでしょう」
ミクロはそう毅然と返した
「ろくでもない理由でしょ」
「エテル」
「だってそうでしょ。私達を監視してるんだ」
そんなミクロ達聖騎士をエテルは怖がっていた
「監視なんてしてませんよ。まー、エテルちゃんが何かしでかさないかだけは眼を張っていますが」
そんなエテルにそうミクロは答えた
(私がベルフェゴール様の契約を持ってることがバレているとしたらマズい、、、でも逆にバレてないなら私はただ戦闘力が異常な悪魔信仰者の少女でしかない。エレボス様へ文字通り接触できれば契約は戻せる)
エテルは1人そう考えていた
(でも、、、ヘルメス家の長女と戦った時のことがそのまま異端の聖剣に伝えられてるとなるとこの聖騎士達の監視は私を逃がさないから下手な動きをしたら終わる)
そして聖騎士達の脅威に怯えていた
花の紋章を目に映しながら
そしてエテルは1つ大きな勘違いをしていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます