エレボスの今の力

次の日

「さて、模擬戦するって言っても今の俺は自動回避に慣れ切ったただのガキだ。対するフレンはどう考えても超一流の魔導士だ。冷静に考えてフレイヤさんを相手取る試練をまともにできると考えられるほどには強いし、俺は一撃魔法を撃ちこまれただけで死にかけた、、、勝ち目は薄いな」

(なら近距離戦に持ち込むしかないが、、、時間逆行魔法のサテラはこれ以上使えば死にかねないからダメ。というかそもそも闇魔法を使うのはやばいか?)

エレボスは街を歩きながら午後の模擬戦の戦力を考える

「使える使えないは置いておいて今の俺の武器をまとめるか」

そしてまずは自身の武器を考える

(まずは龍刀・黒牙、、、ご先祖様の肉体を使った武器で魔力量を1000万まで上げられる。これがあればよほど無理をしない限りは長期でも戦える。

次に炎と風の魔法だけどこれはもう動きと火力の底上げにしか使えないか。

そして闇魔法があるけど、、、正直これが切り札になるな。魂関連は特に適性があるから思考誘導とか使うか?

あと何故か使える神聖術式なんだが結局何で聖印が無いのに使えるんだ?普通に怖いんだが)

「使えるのはこれぐらいか、、、あと武術だけど多分これは勝てる。伊達に母さんの特訓を受けてないしハジメ曰く上を見たらまだまだだけど下を見たらかなり高レベルらしいな」

自身の武器を全て挙げたうえでエレボスは

「今の俺が対魔導士相手となると近接一択だな。それ以外だともう勝ち目がない」

そう結論を出した

「となると、近づくまでの切り札が欲しいな」

(神聖術式と闇魔法の合成、、、は無いな。神聖術式の腕前が終わってる俺じゃ意味がない。闇魔法単体は透明化とかで一気に勝負を終わらせられるかもだがそれが外れたらもう終わりだ)

次に切り札に関して考えるが良いものは思いつかない

「今まで戦った敵からヒントを得てみるか」

(伯爵司教のモラクス相手で苦戦したのは魂の移り変わり、、、俺は使えないな。母さんは分からなすぎて無理。ワァラクはもう剣技がすごかったな。あと最後の固有魔法はすごかったな、、、)

「ん?待てよ?」

ワァラクの固有魔法にエレボスは一つのひらめきが生まれる

「サテラが出来たんだからこれもできるんじゃないか?」

(サテラは魂を過去に戻す技。言葉にすると難しそうだが要はセーブポイントに転移するようなものでその力さえあれば俺でもすぐにできた、、、ならこれも言葉にすると難しそうだが理論的に考えたら、、、)

「これなら行ける」

エレボスは1つの新たな技を編み出した

そしてそれはとんでもないことを引き起こすこととなる




エレボス君の今の力★

魔力量  基本13000→黒牙の魔力使用時1000万

魔法適正 炎・風・闇(魂関連練度超高)・神聖術式(練度極低)

武術   上を見たらまだまだだけど下を見たらかなり高レベル Byハジメ

その他  結構狡猾

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る