対エレボス・ベルゼ対応会議 悪魔教団編1

「まさかこんな古典的な手段で騙されるとはね、、、ベリアルー?」

「っ!」

桃髪の少女に詰られベリアルは顔を顰める

「まさか幻惑に引っかかって騙されるとは、、、本当にアリス様の唯一の直属なの?」

そんなえげつない詰りを吐く桃髪の少女とは

ガチャ

「アスモ。ベリアルを詰めてんじゃねぇよ」

色欲の大罪司教であるアスモであった

「あ、レヴィ終わったのね。ベリアルが悪いのよ」

「だりぃー、この淫乱女」

「黙れメンヘラ女」

ベリアルとアスモの間でものすごい殺気がぶつかる

「カタリナにフェルト、、、なんでこんなに仲が悪くなったんだよ」

レヴィがそう言うと

「カタリナが先に突っかかってきたんですよ」

ベリアルがアスモにそう言い

「っ!原因はフェルトにあるもん」

そしてアスモはベリアルにそう返した

「本当なんでこんな事に」

レヴィは椅子にドカンと座らながらそう言う

「それよりもこれからの動きを考えるぞ」

そしてそう言った

「了解しました」

「はーい」

フェルトとカタリナが席につく

「まずだけどベルゼがエレボスを捕らえたという情報だが、、、」

「確実に誤情報ですね。ベルゼとエレボスは私と接敵した時に確実に手を組んでますね」

レヴィの言葉はフェルトがそう答えた

「はー、嘘でしょ、、、ベルゼとエレボスが手を組んでるって厄介すぎるでしょ」

それにカタリナがため息をついてそう言う

「前向きに考えろ。両方一気に捕えられるぞ」

「でも私は顔は変えてるとはいえ特徴で覚えられたら将来的に不味いよね」

カタリナがそう言うと

「確かにカタリナは見境無く性行動するからね。その淫乱さを覚えられたら次に姿を変えていてもバレちゃいますね」

フェルトがそう横から言う

「あ゛?!」

「ふふ」

2人の間でとんでもない殺気がぶつかる

「お前らそろそろ良い加減にしろよ?」

そんな2人にレヴィは顔を赤くしてそう言う

「「私達よりも弱いくせに!」」

「さて、ハジメ呼ぶか」

レヴィがそう言うと

「「それだけは勘弁してください」」

2人の威勢が一瞬で落ちた

「と言うか本当にハジメ呼んで一気に問題を終わらせたいな」

そんな2人を見てレヴィはそう呟く

「確かに今回の一件。ベルゼの暴走理由に対して一番対応が出来るでしょうね」

「間違いないね」

それにフェルトとカタリナは同意する

だが

「でも、、、ハジメをこれ以上苦しめたく無い」

カタリナが桃色の目に薄く涙を浮かべそう言った

「あいつのことなんか気にしなくてもいいでしょ!」

するとフェルトが怒気のこもったカエデそう言う

「フェルト」

「っ!」

レヴィは静かにフェルトの名前を呼んだ

「あのバカのことは責めるな。あいつはお前と同じだ」

そしてそう告げた

「カタリナ」

次にカタリナの名を呼ぶ

「あいつに優しさや同情は要らない。あいつはそうなる道を選んだんだ。そう言うのはあいつに対しての侮辱だ」

そしてそう告げた

「「はい」」

そしてフェルトとカタリナはそう返答したのであった

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