対エレボス・ベルゼ対応会議 エモクロア編

「はー、本当にフレデリカは私の教え子で1番強いけど1番の問題児ね」

強制的に通話が終わった後フレイヤは呆れた様子でそう言う

「昔に陛下とあの小娘がユグドラシル近くで本気でケンカされてその場所は今大きな湖になっていますからね」

「その時の原因はフレイア様が休暇中の小娘に嫉妬の大罪司教が忍び込んでるって情報があるからそれを調べてくれと頼んだことが原因でしたね」

フレイアの側近がそう言うと

「あの時は勝てたけど今じゃもう勝てないわね」

フレイアは少し忌々しそうにそしてどこか嬉しそうにそう言った

「それで我々はどうしますか?」

側近がそうフレイアに問う

「現状あの子の息子、エレボスは暴食の大罪司教ベルゼに捕らえられている。そして恐らくはベルゼはここユグドラシルへ来るはずよ」

フレイアがそう言うと

「何故司教がここに来ると?」

側近の1人が不思議そうにそう聞く

「この都市なら私達や聖騎士は十分に暴れることが出来ない。下手に動いたら精霊の輪廻転生やエモクロアの自然環境が崩壊しかねない。そんな人質を取れるんだからかなりの割合で向かってくるでしょうね」

「なるほど。しかし聖騎士はフレイア様が拒絶しましたよね?それが伝わったらその前提が崩れるんじゃ?」

「聖騎士は来るなとは言ったけど母親が来るなとは言ってないからね。あの子は必ず来るわよ」

「「なっ?!」」

側近達は驚愕する

「この国に居る全聖騎士よりもあの小娘1人の方が危険ですよ?」

「これぐらいの抜け道を用意しておけば後に役立つからね」

「「な、なるほど」」

側近たちは納得する しかし

「あの、確かに逃げ込む場所にユグドラシルは最適に思えますが、、、そもそもベルゼはここに来るのでしょうか?目的が分かりませんし」

側近にはまだベルゼがユグドラシルへ来ると言う事に納得出来ない人間がいる

「あとは私のね」

するとフレイアはそう返した

「「なるほど。それなら間違い無いですね」」

そして側近たちはした

「と言う事でこれからどうするかなんだけど、、、ひとまずはユグドラシルの安全第一。というよりも住民の安全ね。ユグドラシルの安全は私が守るから憲兵及び部隊で住民の安全を守るということでお願いするわ」

「「了解しました!」」

「大罪司教が暴れた場合は最悪の場合は私が出るけどそれは避けたいから基本的に話し合いでどうにかしましょう。話が通じる司教ですしね」

「「はい!」」

「ただしフレデリカの息子の保護を優先してちょうだい。あの子を保護をしないと嫌な予感がするからね。ただしフレデリカが手に入れた場合は諦めるけど手に入った無いうちは妨害しなさい」

「「え?!」」

側近が絶句する

「そ、それは流石に」

「やれ」

「「は、はい!」」


こうしてエモクロア共和国は自国優先ながらも女王の命令によりどこが不自然な動きとなった 

そしてそれが最悪な結果を生み出すこととなる

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