対エレボス・ベルゼ対応会議 聖騎士編

「わざわざお時間を取っていただいてありがとうございました」

フレデリカは水晶に向けてそう喋る

{貴方のためでしたら大丈夫ですよ!元気ですか?}

その相手は

「少し怪我していますが大丈夫ですよ。師匠こそお元気ですか?」

エモクロア共和国女王にしてフレデリカの師匠、、、フレイヤ・エンディーであった

{私も元気よ。それで何の話かしら?}

「はい。それが私の息子が

{息子?!ちょっと待ちなさい!貴方子供が居たの?!いつのまに?!と言うか生殖機能は、、、養子か}

フレデリカに息子がいる事にフレイヤは驚愕した

「し、知らなかったんですか?」

{俗世の話には興味が無いからね。それで息子がどうしたの?}

「え、えっと?許可証の発行停止を師匠が出したのでは?」

フレデリカが困惑してそう問うと

{私が居なくても良いようにって仕事を任せっきりにしてたからわからなかったわね。一応書類は見てるんだけど見落としてわね}

フレイヤはそう返した

「な、なるほど」

(昔から思ってたけど師匠ってやる時は凄いけど基本的にはノータッチだからなー。知らなかったのか)

フレデリカは師匠が知らなかった理由に深く納得した

{話を戻しましょうか。それで息子さんがどうしたの?]

「息子が家出してしまって、、、向かった先がこの国をでして」

{それで仲介役か何かはわからないけど私に会いにユグドラシルへ向かっているからそれを捕らえてくれと?}

「そ、それもなのですが暴食の大罪司教がエレボスを、息子です。エレボスが大罪司教に拐われたんです。それでそちらもその大罪司教を追っていると聞いたので力を貸して頂けないかと」

フレデリカがそう本題を言うと

{、、、聖騎士が動いたら正式に国際問題にするわよ}

フレイアはそう返した

「っ!」

そしてフレデリカは顔を顰め

「このクソババァ!!」

バリン

水晶を叩き割った

「はぁー、はぁー」

(あのクソババァ!!)

フレデリカの顔が赤く染まる

「聖騎士が動いたらね、、、だったら母親が動く分には問題ないわよね」

(確かこないだヘルメス邸に落ちてきた女の子がエレボスの仲間でエモクロアへ向かってるはずよね。普通に考えたらユグドラシルへ向かうはず)

「私もユグドラシルへ向かうのが一番良いわね」

そう言うとフレデリカは大剣を拾い

ガチャ

部屋から出た

「「フレデリカ様!」」

部屋から出たフレデリカに聖騎士の声が掛けられる

「命令です。全員エーテル王国側の街へ向かい後に渡す少女3人と合流。そのままユグドラシルへ護衛しなさい。道中で悪魔教団の襲撃があった場合は命を賭けて守りなさい。エモクロア兵だった場合は、、、穏便に済ませなさい」

そんな聖騎士達にフレデリカはそう命令した

「穏便にというのは、、、つまり」

「証拠を残すな。やらかしたら消せ」

「「了解!」」

こうしてフレデリカはユグドラシルへ

聖騎士はとある少女3人、、、エテルとその他2人を探し護衛することとなった

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