悪魔教団の組織図 〜司教とは!
「さて?司教の区分はわかってるよな?」
「ああ。
大罪司教
王司教
君主司教
公爵司教
侯爵司教
伯爵司教
騎士司教
総裁司教
上位司教
中位司教
下位司教
だったよな?」
「正解。じゃー、各階級の司教の具体的な仕事はわかる?」
「え?、、、わからないな」
エレボスは困り顔でそう答える
「流石にそうだよね、、、じゃー、説明していこう!」
「はーい!」
「まず司祭から下位司教になったら。
下位司教は基本的には2つのルートがある。まず1つ目は魔国内の小規模な教会の責任者になるルート。2つ目は爵位司教の部下になること。
中位司教は魔国内の中規模な教会の責任者になるか下位と同じように爵位司教の部下として動くこと。下位司教と変わりはあまりないけど戦闘能力ははっきりと差が存在する。たまに自力でその差を破壊してくる人もいるけどそうなったら上の司教に昇格できるからね。
そして上位司教だけど上位と中位の差は絶対的な物になる。何故ならば上位司教は魔国内の大規模な教会、、、そして魔国外の教会や拠点の責任者を任せられる。危険度も重要度もとても重い。だからこそ上位司教になれるのは一握りだけ。
正直言ってものすごく努力しても普通は中位司教で限界。天才と呼ばれる才能を持って努力するか死ぬこと前提クラスの努力を重ねない限りは上位司教にはなれない」
「っ!!」
ハジメの言葉にエレボスはその言葉の重さに息を呑む
「そしてそんな上位司教と隔絶した力と責任をもつ爵位司教、、、文字通り1人1人の住んでいる世界が違う。そしてそんな司教達の仕事はただ一つ。アリスお姉ちゃんの要望を叶えること、それだけ」
「アリスの願いを叶える、、、」
「うん。ヘルメス家の長女を消したい。大規模に悪魔信仰を広げたい。エレボスを捕らえたい。そんな願いを叶える。ただそれだけ」
「それだけった言う言葉は大したことない時に使う物だと言うイメージだったんだけどな」
エレボスは爵位司教の席の重さにそんな返しが出る
「はは。それで爵位司教でもその階位でやることは変わる。総裁から侯爵までは一言で表せば国を動かすほどの行動を主に行うことになる。公爵は他の爵位持ちと共に小国を落とすその作戦の責任者だな」
「ちょっと待て?総裁司教だったワァラク改めロマノフは1人でヤマト落としてたぞ?」
エレボスがそう言うと
「知らん。調べても何も出てこない」
「それ内部状況的に大丈夫なのか?」
「マズいな。でも死者蘇生なんて爆弾を他の人間に嗅ぎつけられたら文字通り取り返しがつかない。一応方法はわかったけど、、、」
「わかったのか?!」
「ああ。でも2度とあいつは使えない。闇魔法と権能で記憶を弄ったからね」
「それバレないのか?」
「そんなヘマはしないよ、、、それよりも次いこう。君主は完全に1人で国を落とす。文字通りバケモンだよ。
そして王。王は実質的に表舞台で動く最高戦力だから。やることも規模が違う。大国に1人で殴り込めるからね。まー、流石に王司教は動く時にレヴィに許可がいるぐらいには立場が重いよ」
「なるほどー」
「そして大罪司教だね。これまではあくまで組織構成。これからは内部機構を説明しよう!」
こうして悪魔教団最強の話が始まる
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