ベリアルの権能とハジメからの念話
「なるほどな、、、というかふと気になったんだがお前ってベリアルより強いんだよな?ベリアル曰く自分より強くて大罪司教として一人前の戦闘力なんだろ?」
エレボスがそう聞く
「ああ。一応な」
「だったらなんで勝てなかったんだ?」
エレボスは心底不思議そうに聞く
「あいつの権能のせいだよ」
するとベルゼは嫌そうにそう返す
「ベリアルの権能は2つ。{煉獄支配}と{断罪の執行者}って言う権能でな。煉獄支配は別にサタの次にヤバい炎ってだけだ」
「別にってレベルじゃなさそうなんだが」
エレボスは引いた目でそう口を挟む
「断罪の執行者の力は簡単でな。ベリアルが罪があると考えた相手へ対しての超有利が働くっていう効果なんだよ」
「具体的には?」
「ベリアルが考え相手に向ける罪の重さでその強化は変わるが、、、俺はアリス様への反抗・世界を混沌の渦に巻き込みかねない危険な行為・組織反逆っていう3つの罪がある。そうなると、、、まず魔解時の魔力量は1億7000万ぐらいは出るだろうな」
「化け物かよ?!」
エレボスはそう叫ぶ
(こいつの魔解時より多いじゃねぇか?!)
「あとは全能力が馬鹿みたいに跳ね上がる。今の俺じゃ流石に負けかねないな」
「なるほどな」
(厄介な追跡者がいるもんだ)
エレボスはこの先の追走劇の苛烈さにため息を吐くのであった
{エレボス。今大丈夫か?}
そんなエレボスの脳裏にハジメからの念話が響く
{ああ。どうかしたのか?}
{こないだ話した問題がこっちで起こったって話しただろ?}
{ああ、、、もしかしてベルゼが教団を裏切っ
たことか?}
エレボスがそう聞くと
{っ!なんでそれを?!}
ハジメは驚愕する
{俺の眼前にベルゼがいるからだな}
{、、、あ、マジじゃん}
ベルゼは数刻空けてそう呟いた
「ん?エレボス何してんだ?」
念話をしているエレボスの様子を見てベルゼがそう聞いてくる
「少し考え事。これからのことについて」
(ハジメのことは言えないからな)
エレボスは誤魔化す
{3古参とアリスお姉ちゃんとベリアルだけしか俺のことは知らないからな、、、黙っておいてくれ}
ハジメがそう言う
{それでどうしたんだ?}
{ベルゼの方が分かってるなら話が早い。ベルゼを狙って今レビィの部隊・アスモ及びその部隊・ベリアル率いる007の1つでも国を半壊させかねない部隊が3つ向かってる}
ハジメはとんでもない戦力が向かっていると言う情報を話す
だがエレボスは
{ん?}
2つの疑問を持った
{嫉妬の方は部隊だけで色欲の方は本人も来るってなんでそこ違うんだ?}
まず1つめの疑問を聞く
{、、、前に話したよな。魔国とエモクロアは繋がってない。それが理由でレビィ本人は手が出せないんだよ}
それにハジメはそう答えた
{どう言うことだ?}
{、、、それは話せない。ただ信じられないほど馬鹿げた理由だ。まー、アリスお姉ちゃんが子供形態になってる理由よりはましだけど}
{そうか}
(魔国とエモクロアが繋がってないことが理由で尚且つ信じられないほど馬鹿げた理由か、、、)
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