ベルゼとエレボス

「なんでベルゼが?!」

エレボスはいきなりの大罪司教の登場に驚愕する

(悪魔教団の人間かなとは思ってたよ追われてるの!でも)

「大罪司教は想定外にもほどがあるだろ!!!」

エレボスがそう叫ぶと

(というかなんで全身から血が吹き出してるんだよ!!)

ベルゼは全身から大量の血が流れており右手腕に至っては人体構造上曲がらない方向に曲がっていた

「ん!?エレボス?!!」

ベルゼもエレボスの姿を目撃して驚愕する

「エレボス?!」

そして銀髪の女性も驚愕した様子だ

「あいつとはいきなりの出会いしかないのか?!」

(どうする?!この騒動ならギルドに侵入できるんじゃないか?)

エレボスは瞬時にこれからの動きを考える

だが考え終わる前に

「エレボス!助けてくれ!!」

ベルゼがなんとエレボスに助けを求めた

「は?!」

それにエレボスは唖然

「「はぁ?!!」」

民衆は怒りと驚愕

「なっ?!」

銀髪の女性は絶句した

「なんでお前を助けなくちゃならないんだよ!!後ろの女王直属部隊の人に殺されろ!!」

エレボスがそう言うと

「はっ!馬鹿かお前!このクソイカれ女はベリアルだぞ!」

ベルゼはそう叫んだ

「え?ベリアルって確か」

(エテルとアスモが戦っていた時に話題に出てたよな、、、確かアリス直属の3古参の次に在籍が長い残虐な女!)

エレボスの顔色が青く染まる

「待て待て待て?!だったら何で追われてんだよ!!」

こちらへ向かってきているベルゼにエレボスが突っ込むと

「どっちが裏切り者だと思う?!」

ベルゼはそう返してきた

「はぁ?!」

(ベリアルは悪魔への信仰心は一切なくアリスへの狂信しかない、、、となるとアリス様のためーって感じで暴走して裏切ったって感じか、、、ん?)

「ベリアルが裏切ったなら敵の敵は味方で俺の味方じゃねえか!!さっさとくたばれ大罪クソ司教!!」

「俺が裏切り者なんだよ!!敵の敵は味方って事で助けろ!!」

ベルゼはとんでもない爆弾発言を堂々とする

「お前が裏切ったのかよ?!!なにしてんだ!!あと助けろって言われてもベルとの契約がない状態の俺が王司教を相手に出来るわけないだろ!!」

「じゃー、傷だけ治してくれ!お前固有魔法って治療魔法だろ!」

そう言いながら遂にベルゼはエレボスの眼前に迫ったいた

「問題に巻き込むな!今までに2回俺を襲っておいて俺に助けを求めるな!」

そうエレボスが言い終わると同時に

ガシッ!

「四年前の最初の出会いはお前の保護目的だ!後、今のお前は俺目線じゃ相当な雑魚まで戦闘能力落ちてるだろ?」

「そ、それがどうした?」

エレボスが引き攣った顔でそう聞くと

「手を組もうぜ。俺はお前がエテルと合流するまでお前を守ってやる。代わりにお前は俺のサポートをしろ!悪くない提案だろ?!」

「なっ!」

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