災厄の寝息
「それじゃー、またな」
エレボスはそう言って酒場を出て行った
「さて、、、ユグドラシルに行くか、追われている男を探すかどっちにするか」
酒場を出たエレボスはそのまま町も出て一先ずユグドラシルへ向かっていた
(ユグドラシルへ行って女王様を頼るって言う当初の目的は達成できるか怪しい、、、男を探すことはそもそも少し難しい上に探し出したところでどうにかなるかわからないな)
しかしエレボスは今後の道筋が暗闇になっていることに頭を悩ませる
{ハジメー}
そんな中エレボスはハジメに念話を飛ばす すると
{っエレボス君か!どうしたんだ?}
ハジメは少し焦った声でそう返した
{ちょっと悪魔教団で問題が起こってね、、、}
{何があったんだ?}
エレボスが驚いた様子でそう聞くと
{それがな、、、っ!すまん呼ばれた。後でまた返す}
ハジメはそう言って念話を切った
「何があったんだ?」
(ハジメクラスが動く案件って、、、やばそうだな)
そんなことを考えながらエレボスは先を急ぐのであった
悪魔教団 アリスの自室
「レヴィ、悪いんだけど頼めるかしら?」
アリスがそう水晶に言う
{了解。俺がどうにかしておきます}
レヴィはそう返す
「この問題は解決したんじゃなかったのサタちゃん?」
「そのはずだったんですが、、、完全に火を消せてなかったみたいです」
アスモの問いにサタが気まずそうにそう言う
「その、、、そんなにマズいんですか?」
そんな空気からマモがそう聞くと
「セラフと全面戦争になりかねないな」
ベルフェがそう言った
「っ?!」
「ひとまずベリアルちゃんに捕捉させてるけど、、、万が一があるわね」
「アスモか俺が行きますか?」
ベルフェがそうアリスに問う
「そうね。レヴィが指揮を執って補佐にベリアル筆頭に007と、、、アスモちゃんとその傘下の司教が入って。ベルフェはサタの下に付いてていいけど緊急時は最悪私と一緒にセラフの首都にカチコム覚悟を決めておきなさい」
「「了解!」」
「にしてもエレボスとエテルの問題があるのに、、、こんな」
「エレボスっ!厄介だな」
「2人ともどこに行ったんだ?」
レヴィがそう言うと
「エモクロアに行ってたら最悪だな」
ベルフェがそう呟いた
「っ考えたくないわね、、、最悪なんて言葉がかわいく思えるレベルの惨事が起こりかねないわね」
そんな言葉にアリスが顔を強く顰める
「え?エレボスとエテルがエモクロアに居たら何か問題があるんですか?」
マモがそう聞くと
「エレボスが居た場合だ。今回の問題に首を突っ込んできたら収拾がつかない」
ベルフェがそう返す
「しかもヤマトの情勢がエレボスにバレたらもう、、、終わりですね」
そしてそう付け加えた
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