エレボスの進む先と5か所の動き

「わかった」

ハジメの言葉にエレボスは頷いた

「ありがとう。蘇生の件はこっちで調べる、、、かなりマズいからな」

「了解」

「さて、、、これで話したいことは終わったけど何か聞きたいことはあるか?」

ハジメはそう聞く

「あー、、、俺ってこれからどこに行った方が良いってあるか?なんかもうヤマト以外じゃ全世界から狙われてるみたいだし」

するとエレボスはそう聞く

「リスク度外視だとワァラクのコンパスをたどるのが良いんだが、、、流石に危険すぎる。せめてベルフェゴールが居ないとな、、、となると」

ハジメは少し考えこむ そして

「エモクロアだな」

エモクロア共和国を提案した

「理由は?」

「エテルと合流するため。エテルはエレボス君の母親が異端の聖剣だと知っている。だったらお前と合流するなら魔国そもそも無理。神聖国に向かわれたらこっちはもう手が出せないから終わりだ。そうなると候補はお互いの故郷のエーテルとエレボスの名前でどうにかなるヤマト。魔国の人間でも人権がギリギリありそうなエモクロア。騒乱で情勢が不安定なサフランの4国が主だ。僕がエーテルとヤマトとサフラン方面で探してエレボス君はエモクロアかの方を見て欲しい。安全だし確率もヤマトの次に当たりやすい」

ハジメはそう説明する

「なるほど。わかった」

そしてエレボスも納得する

「あとエモクロアに行ったら確実にお前のことがバレる。そうなれば聖騎士やエモクロアの軍が襲い掛かってくるだろうけど、、、それは僕が抑える。というかレヴィにそう指示を出す。エモクロアはレヴィの庭だからね」

「了解」

ハジメの言葉にエレボスは同意した



同刻 エーテル王国のとある町

「院長!これで、、、トドメです!」

「サタナエル・メリー!」

「アヤメカグラ!!!」

ズバン!!!!

眼に花の刻印が浮かんだ少女とカエデが女性を切り裂いた

「アリア、、、愛してるわ」




同刻  セラフ神聖国にとある庭園

「はっ!」

キン

「良いわね!剣の速度も技も素晴らしいわ」

フレデリカは弟子の教育をしていた その弟子とは

「エクレア。次は精霊術式の練習するわよ!」

エクレア・ヘルメスであった

「は、はい!先生」

エクレアは闘志にみなぎった目でそう返す

(待っててね。エレボス!)



同刻 エモクロア共和国のとある一室

「はー♡はー♡。この聖典も素晴らしいわね」

とあるエルフの少女が本を読んで発情していた

(俺もいつか美しい女の子と、、、)

そんなことを考えていると

コンコン

「っ!」

突如ドアがノックされる

「フレンお嬢様。ご学習のお時間です」

そして外からそんな男性の声が聞こえる

「わかったわ。爺や。少し待ちなさい」

すると発情していた少女、、、フレンは即座にクールで知的な雰囲気に変わる




同刻  サフラン王国のとある地下迷宮

「殺す!」

純白毛を持つ狼の獣人の少女は殺気を周囲にばらまく

「団長どうしましょう!このままでは!」

黒耳の猫の獣人が少女にそう聞くと

「全員エモクロア共和国側の拠点に逃げるぞ!けが人は全員殺せ!」

「「了解!!!」」

少女の恐ろしい指示に周囲の人間は一切の躊躇を見せずに指示に従う




同刻  エーテル王国のとある一室

「エレボスさん、、、今何してるんだろ?」

エクレアの妹、マカロンは窓を見ながらそう呟いた

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