悪魔教団VSベル

ビュン!!

「ラース・インフェルノ!」

「マジックバースト!」

サタとレヴィの砲撃が放たれたがエテルはそれを回避する

「堕天の閃光」

アリスの黒い閃光のような無数の手数で攻め込めば

ドン ドン

「当たった!」

命中しエテルの体を貫く

しかし

「自己再生でなかったことにされてるな」

ベルフェゴールの権能由来であろう自己再生によって無傷にされてしまう

「本来なら自己再生してくる相手だったら再生できなくなるまで何度も傷つけるって言う方法だけど、、、あれは当分終わりがあるようには思えないわね」

アリスがそう言うと

「そうなるともう再生できないレベルの怪我を負わせるという手しかないですが、、、」

レヴィがそう言う しかし

「それをやったらエテルちゃんが死んじゃう。ダメ」

その方法はエテルの命を刈り取ってしまうのでエテルを殺せない事情があるアリスとレヴィとアスモは頭を悩ませる

「エテル自体には意識が無いですからベルフェゴール様を消し飛ばす以外方法は無い、、、でも、それは無理難題もいいところ。となるともうエテルを力づくで拘束する以外方法は無いですね」

そんな中ベルゼがそう呟く 

だがその方法は

「その方法、反撃食らってボロボロにされるわよ」

ベルの反撃をほぼ確実に食らうことになるのでいくら大罪司教といえどもかなりの危険が存在する

「虎穴に入らざれば虎子を得ずですよ、、、俺なら反撃を喰えるので大丈夫ですよ。マモ!お前の強欲ノ王で隙を作ってくれ!」

しかしベルゼはそのリスクを受け入れマモにそう指示を出してからエテルに突進していった

「っ!まだうまく使えないんですけど?!」

マモがそう言うと

「大丈夫よ!マモならできる!」

師匠であるサタがそうはっきりと言う

「そうよ!マモちゃんならできるよ!」

「先生、アスモちゃんはい!」

サタとアスモの言葉に元気づけられたマモはエテルを見つめ

「オール・グリード!」

そう言いながらエテルに片手を伸ばした すると

ビュン!!

エテルの周囲にあった風がマモに奪われていく

その結果

「よし!体勢が崩れた」

エテルを浮かしていた力が乱れ体勢が崩れた 

そしてその数瞬の隙を突いてベルゼは

「はっ!」

エテルを地に叩き落とそうとする

ビュン ビュン ビュン

ベルゼに数発の風の槍が飛んでくるが

「喰らい尽くせ」

口だけの黒い蛇のようなモンスターがそれを喰らい尽くす

そして全ての風を喰らい尽くしたと同時に

「ベルゼビュート・インパクト」

漆黒に染まった右ストレートがエテルに突き刺さりエテルは勢いよく地面に叩きつけられた

「今なら!ドミニオン・チェーン!」

そしてアリスが数本の鎖を生成しエテルに放った

グサッ グサッ グサッ

そして鎖がエテルの四肢と腹を貫く

「この鎖に捕らわれたら全てが私の支配下に落ちる。例え今のベルフェゴールでもね」

「よし。これでエテルちゃんの方は拘束完了だな」

「よかったー」

エテルの拘束ができたということにレヴィとアスモは安心した様子だ

「なんでそんなにあんな子娘に執着するんだか?」

「殺すという考えが無いですもんね、、、うーん?」

対してサタとマモはアリス達がエテルにこれほどまでに執着しているということにどんな理由があるのかわからずに困惑している

「というかなんかエテルが自由になることを恐れているみたいだな」

ベルゼはそう言いながらエテルを担ごうと手を伸ばす 

その瞬間だった

ドカン!!

「はっ?!」

突如ベルゼの腹をなにかが貫いた

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