ラストバトル

「はぁ?!!」

ズバン ズバン

「がぁ!」

2人の斬撃がエレボスを切り裂き切り裂かれる 

だが

「対価に魂100万個を捧げるだと?!!」

切り裂いた1人であるベルゼはとんでもない驚愕を覚える

(そんな莫大な量の魂どこから持ってきやがった?!ありえないだろ?!)

100万個分の魂というありえない物をエレボスが出してきたことにベルゼは困惑と驚愕と恐怖を強く覚える

そしてそれは

「「どうなってるの?!」」

アリス達や

{え?!!}

ベルすらも驚愕していた

{べ、、、ベル!しっかりと代償は払った!エテルを頼む!}

そんなベルにエレボスが苦痛に苦しみながらそう言う

{っ?!エレボスはどうするのよ?!}

そんな言葉にベルがそう言うと

{安心しろ、、、1個策がある。まー、このまま降伏したら命が助かりそうな状況だけど策が失敗したら最悪死ぬという問題があるけど、、、

エレボスはそう返した

{、、、信じてるわよ}

{ああ。ひとまず本契約してすぐのお別れだが、、、エテルを頼む}

{ええ。エレボスもね}

こうして数刻前の少しの別れでなく完全な別れが2人に起こる

「さて、、、死ぬ気で行くか」

そう言うとエレボスは自身に回復魔法を掛けながら立ち上がる

「全員2人を、、、いや!エテルちゃんを逃がすためにエレボス君はベルフェゴールの恩恵が激減してる。だったらエレボス君の方は気にしなくていい!エテルちゃんを捕まえなさい!!殺しちゃダメよ!!」

アリスは即座に目的・危険性・状況を組み立て大罪司教に指示を出した

「「了解!!」」

大罪司教の返答の声が響くと同時に

フワッ

意識の無いエテルがベルの風によって浮かぶ

「グラトニー・ザ・スピア!」

「ラスト・インフェルノリヴァイアサン!」

そんなエテルにベルゼの攻撃が放たれる しかし

ビュン

エテルの体がベルによってその攻撃を回避させられる

「クソ!」

「自動回避!!」

既にエレボスとの一戦で自動回避の厄介さを知っている2人は再びの自動回避に顔を顰める

「ベルフェ!なんか策は?」

レヴィがそう聞くと

「自動回避は俺も対策は無い」

ベルフェがそう言い

「つかえねぇー!!」

サタがそう憤怒を込めた苦言を漏らす

「ただ攻撃の手数を増やししまえば限界が来る」

「それを早く言ってくださいよ!」

ベルフェの言葉にマモがそう言う

「堕天の閃光」

そんな中アリスが無数の黒い閃光をエテルに放つ

ビュン ドン ビュン

そして自動回避によって多くを躱すが無数の光線を全て回避することは出来ずエテルの体を貫いていく しかし

「傷が塞がっていってる?!」

閃光に貫かれたエテルの体はアスモに比べればはるかに遅いがそれでも驚異的な速度で傷が塞がっていく

「毒無効だけじゃなくそっちも遺伝したのか?!」

レヴィが驚愕した様子でそう言うと

「あれはベルフェゴールの権能による回復だな」

しかしベルフェが冷静にそう言う そして

「インフェルノ・スラッシュ」

エレボスがアリスに切りかかりエテルへの攻撃を妨害しようとする

キン

「っ!」

「やはりベルフェゴール無しでも十分強いな」

しかしそれをベルフェが軽く受け止める

「、、、俺がエレボスを抑える。他の全員でエテルを頼む」

そして

ガキン

「っ!」

ベルフェはエレボスをノックバックさせエテルと離した


こうしてアーデン魔国最後にして最大の山場を迎える

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