エテル・エレボスVSアスモ 1
{ベルフェゴール様の自動回避は無くなった気を付けなさい}
エテルの頭にアスタロトの声が響く
{はい!}
それにエテルは返答すると剣を構え
「アスタロト・スラッシュ!」
風と水、そしてアスタロトの力を纏った剣でアスモに切りかかった
「ふふ」
ガキン
「なっ!」
それをアスモは右手の刀に魔力を流しただけの刃で受け止めた
(私の持つ技でも高火力な方なのに?!)
そう驚愕していると
「中々に良い一撃だったわ。次はこっちから」
キン
アスモはエテルを弾くと
「アスモデウス・スラッシュ!」
炎と水、そしてアスモデウスの力を纏った剣でエテルに切りかかった
ドカン!!!
その一撃を
「がぁぁ!?」
エテルは受け止めれなかった それどころか
バキン
「っ!」
剣が砕け散った
「まずは1人」
そしてアスモは流れるようにエテルを切り裂こうと距離を詰め左手の刀を振り落とす
キン
「させねえよ」
しかしそれをエレボスが間に入って防ぐ
「あら優しいのね。今の隙を突いてベルフェゴールの像へ向かえばよかったのに。仲間を救うためにチャンスをつぶすんなんて」
アスモがそういうと
「馬鹿言うな。そもそもエテルを見捨てるなんて選択肢は俺にはないし、仮にベルの像へ向かっていたらお前は俺の方に来ていた。そこから俺と戦いながら魔法でエテルを潰すだろ?」
エレボスは獰猛な笑みを浮かべてそう言った
「へー。良く分かったわね」
アスモが感嘆の声を漏らす
「俺ならそうしてたってだけだ」
「なるほど、、、それで?エレボス君は私に勝てると?」
「100%無理だな。ベルゼですら勝てる未来がほとんど見えなかったのにそのベルゼが化け者と言ってる3古参の1人相手に勝ち目があるわけがないだろ」
アスモの問いにエレボスははっきりとそう答えた
「よくわかってるわね」
「だからどうにかしてお前の隙を突かないとな、、、さて」
(エテルは回復すればまだ戦えるが得物は無い。俺の黒牙を渡すか?俺は素手でも戦える、、、)
エレボスがそう考えていると
「エレボス様。ちょっと本気だすので3分以内にベルフェゴール様の像に触れてください」
エテルが立ち上がってそうエレボスに言った
「え?大丈夫なのか?」
エレボスが心配そうにそう聞くと
「エレボスさん、総裁司教であらせられたワァラク様を倒したんですよね?」
エテルはワァラクの名前を出してきた
「え?ああ」
「あの方と同じことをするだけです。ドラゴンリンク!!」
エテルがそう叫ぶと
ビュンビュン!!!
竜巻がエテルを包む
「ドラゴンリンクって」
(ワァラクが俺にオルギア・アイ食らった時に眷属の竜2匹を自身に取り込んだあれか?!)
エレボスは聞き覚えのある技に驚愕する
「流石にそれはマズいわね」
そんなエテルを見てアスモはエレボスごと
「ラスト・インフェルノリヴァイアサン」
漆黒の燃え盛る水龍を放ち倒そうとする
だが
「魔解」
そんなエテルの声が聞こえると同時に
ドカン
漆黒の暴れ狂う暴風が水流とぶつかり
ドカン!!!
相殺される
「っ!!」
(お互いにどんな威力だよ?!)
エレボスは息を飲んだと同時に
「エレボス様3分しかこの状態は持ちません。なのでお早めにお願いしますね」
竜巻が晴れそこから7割の体が竜の鱗に覆われ尻尾や翼が生えた漆黒の竜人となったエテルがそこに居た
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