エレボスvsアスモ 1

「っ!」

背後から切り裂かれたアスモは流石に吹き飛ばされた

「すまん遅れた!」

そしてアスモ切り裂いたのは

「エレボス様遅いですよ」

エレボスであった

「思いの外トラブっててな。すぐにこっちに来れなかった。回復するから少し待ってな。ベルフェゴーラ」

エレボスがエテルに回復魔法を唱えると

「す、凄い。傷が全部塞がったどころか骨折もある程度治った」

その効果はテキメンのようだ

{随分と遅かったわね。何してたの?}

そしてベルがエレボスに戻る

{ちょっとな。実に刺激的で有意義で恐怖的な体験だったよ、、、本当に}

エレボスは疲れたと言った様子でベルに返した

「エテル。悪いがちょっと急ぐぞ。なんか教祖がこっちに向かった方いるらしいからな」

そう言うとエレボスは黒牙を構える

「了解です」

エテルも剣を構えた

「ちなみにアスモ司教は体が異様に硬いです」

「なるほど、、、だったら」

ビュン!!

エレボスは一気にアスモとの距離を縮めると

「はっ!」

突き技を繰り出した

「、、、」

それを立ち上がったアスモは目で追いながら特に防御も回避もしない

そして

ブスッ

攻撃はお腹に当たり

「うっ」

アスモはお腹から出血しながら後ろに飛ばされた

「なるほど、、、確かに硬いな」

ブッ刺したエレボスはそう呟く

「時間制限がある中でこれはキツイですね」

「ああ。まともに戦って隙を作らせるのは無理だな。裏をかいて俺がこれを貼り付けるしか無いな」

そう言うエレボスの手には今は亡き怠惰教会で他に入れた御朱印が押された紙がある

「イタタタ。内部破壊をその年でここまで上手に使えるなんて流石はフレデリカちゃんの息子ね!」

飛ばされたアスモはお腹を抑えながらそう言ってきた

「随分と丈夫なんだな」

「ええ。ちなみに性欲もすごいんだけど体験してみる?」

アスモは豊満な身体を見せつけるように動く 

だが

「エテルにも言ったが俺は女関連で地獄を見過ぎて女性恐怖症を軽く発症してるんでな」

エレボスにそれは効かない いや、精神を害するという効果は大いにある

「中々に苦労してるのね。正直大罪司教6人のうち男は2人だけだし。教祖もアリス様だから、、、そこはキツイかもね」

アスモは苦笑いしてそう言う

「そういうことだ、、、退いてもらうぞ!虚空と怠惰のタクト」

ドカン

漆黒の闇がアスモは迫る だが

「はっ!」

アスモはそれを切り捨てた 

「嘘だろ、おい」

あまりにもあっさりと切り落とされたのでエレボスはお手上げといった様子だ

「だったら」

ビュン!!

エレボスはアスモの横を抜けてベルの像は直接向かおうとする

だが

キン!

「っ!」

「通れるとでも?」

アスモはそれを許さない

「どうするか、、、」

エレボスがそう言うと

「私がどうにか足止めしてみるのでエレボス様はベルフェゴール様の像へ。連携しないとアスモ様はだしぬけません」

エテルがそう言う

「了解。多分、、、というか絶対殺されないだろうが気をつけろよ」

「はい」


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