エテルVSアスモ 1

「この先が怠惰の間」

緊張するエテルを

{嫉妬の大罪司教・アスモはものすごく強いからね、、、頑張りなさい}

アスタロトがそう激励する

{私の自動回避があるから大丈夫よ}

ベルもそう後押しする

{そういえば、いくら何でも他者にまで自動回避とかの力を貸すのって大丈夫なんですか?}

アスタロトがベルにそう聞くと

{悪魔の禁忌ってようは大罪ワルプ茶会ルギスでこれはマズいとかで決めるのよ。フェル、、、ルシファーがやってる代行契約の方がよっぽど禁忌じみてるからね。この程度なら大丈夫よ。まー、流石に少しエレボスには代償を払ってもらうけどね}

ベルはそう答えた

「よし!行こう」

そしてエテルは扉を手で押す

ギィィィ

扉が開くと

「ん?」

(なにこの花のような匂い、、、なんか落ち着く)

花のような香りがエテルの花を通った

「ふふ。久しぶりねエテル」

すると奥からそんな声が聞こえた

「っ!アスモ様!」

声の主は色欲の大罪司教であるアスモであった

「貴方に様付けされるのは変な気分ね」

「久しぶりとおっしゃいましたが私と会ったことあるんですか?」

エテルがそう聞くと

「ええ。何度かあるわよ。と言ってもあなたが言葉もしゃべれなかった頃だから記憶を取り戻しても私との記憶は無いわよ」

アスモはそう答えた

「そうですか、、、それでアスモ様。あなたの美しい体を傷つけたくは無いのでこれから起こる事は見逃していただけませんか?」

「それは無理ね。そもそもエレボス君も絶対に捕まえないとだけどエテル。貴方も捕えないとまずいのよ。悪いけどエレボス君が来る前に先に潰させてもらうわね」

そう言うとアスモは2本の刀を抜いた

「昔から気になっていたんですけどなんで3古参の皆さんって刀なんかマイナーな武器を?片方にしか刃の無い武器を使う意味が分からない」

ふとエテルはそう聞く すると

「、、、それを知る権利はあなたにはないわ」

アスモは一瞬笑みを消してそう言った

そして

「サキュバス・ファング」

「っ!」

一瞬でエテルとの距離を縮め襲い掛かって来た

ビュン

「ひゃ!」

しかしその攻撃はエテルのは当たらない

{速いけどフレデリカに比べればまだマシね}

ベルの自動回避があるからだ

{防御はどうにか頑張るから攻撃頑張って}

「ラスロ・オルギア・アイ」

エテルは怠惰と色欲と怠惰の力を持つ魔眼でアスモを見る すると

フラッ

「これは効くわね。鍛えればベルフェと同等まで直ぐに持っていけそうね」

アスモの体の力が明らかに抜けている

「ラスロ・ブレイク」

ベルの風を纏ったエテルの斬撃がアスモへ迫る

スパン

「っ!」

それはアスモの体を大きく切り裂いた だが

「硬い!?」

(体がとんでもなく硬い。筋肉というよりも体を構成している細胞1つ1つがまるで鋼鉄みたい)

アスモの体は鋼鉄のように硬かった

{傷は浅いとは言いづらいけど深いとは言えないわね、、、攻撃力・防御力・素早さ全てが規格外ね}

{そのうえ、、、}

そしてベルの顔も優れない

「でも攻撃は当たったんだ!勝てる」

エテルの目に炎が灯る

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