タイムリミット
{ど、どうすれば?!}
エテルは大焦りする
{どうするもこうするもいくら私とアスタロトの力を使えるか上にエテルちゃん自身素晴らしい才能があると言ってもこの場で大罪司教2人とやりあうのはマズいわよ。仮に切り抜けても怠惰の間にもいるだろうからボコボコにされて終わりよ}
そんなエテルのベルは冷静にそう言う そして
{もうエレボスを呼ぶしかないけど、、、これ行けるかしらね?ちょっと流石にきつい気がするわね}
そう絶望的なことを言ってきた
{ちょ?!ベルフェゴール様?!もう少し策とかなかったんですか?!}
おもわずアスタロトがそう聞くと
{そもそもこちら側の存在がバレている時点でアウトだったのよ。一か五かだったんだから、、、ひとまずエレボスを呼ぶわ}
ベルはそう言った
そうしてエレボスを呼ぼうとした瞬間だった
ドカン!
突如大罪の間の扉が勢いよく開いた そしてそこから出てきたのは
「え?!レヴィさん?!」
嫉妬の大罪司教であるレヴィであった
「2人とも外に出るわよ!」
「「え?!」」
{{はぁ?!!}}
レヴィの発言にサタやマモはもちろんエテル達は驚愕した
「な、なんでですか?!」
マモがそう聞くと
「エレボスの策がベルフェゴールとアスタロトの繋がりを利用とした転移を使ってくる可能性がある。それをされる前にエテルを見つけ出すのよ」
レヴィはそう答えた
「いやいや?!もう入り込まれていたらまずいですよ!」
{{うんうん!!}}
サタの反論にエテル達も頷く
「その場合はアスモちゃんに任せるわ。3古参なのだから若造2人程度どうとでもなるわ。それに仮に万が一契約された場合は全員で大聖堂を取り囲むから。中で固まっても動きづらくなるだけ」
そんなことはつゆ知らずレヴィはそう説明した
「な、なるほど。アリス様の指示とあらば従うまでです。マモちゃん行きましょう」
「はい!」
「いや、アリスお姉様の指示、、、まー、良いか」
そうして3人は大罪の間から出ようとする つまり
{こっちに来る!}
{天井に張りつきなさい!}
アスタロトの指示が飛ぶ
ビュン
エテルは即座に従い天井に張り付く
「それにしてもガキと小娘の2人に私達がここまで動かされるとはね」
サタがそう愚痴ると
「「エテル(エレボス)はすごいのよ!!」」
レヴィとマモがそう返した
「怖、、、え?」
サタはそんな2人を見ながら走っていくのであった
「、、、」
ヒョイ
{エレボス様。もうすぐで怠惰の間へ辿り着きます。防衛は色欲の大罪司教であるアスモ様1人だけです}
着地したエテルはエレボスにそう念話で伝える
{すまないが2分で良いから1人で戦えるか?}
するとエレボスはとんでもないことを言ってきた
{理由は後で話す。ちょっと、、、あまりにも想定外すぎる事態が起こってな}
{りょ、了解です、、、早めにお願いしますね}
{もちろんだ}
「、、、1人で3古参の1人と。重すぎる」
念話を終えたエテルはそう呟きながら大罪の間へ入る
{エレボス、、、何を考えてるの?}
{ベルフェゴール様もわからないんですか?}
アスタロトがそう言うと
{ええ}
ベルは困惑した様子だ
{まー、私が付いてるわ。2分ぐらいなら保つわよ}
しかし意識を入れ替えてそうエテルを励ました
{はい!}
そうしてエテルは怠惰の間へ向かうのであった
そしてこれが憤怒の大罪司教を殺す2歩目となるのであった
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