巫女と怠惰と勤勉
エレボスがド派手に登場すると同刻
「え?!エテル」
とある伯爵司教がそう声を上げる だが
「ラスロ・アイ」
バタン
「よし」
エテルの魔眼によって意識を奪われた
「早く大罪の間、、、できることなら怠惰の間まで入り込みたい」
(エレボス様の策通りいけば私の記憶を取り戻せる、、、私がなんなのかそれが知りたい)
エテルはそんな願望を持ちながら進む
すると
{ねぇ。エテル}
アスタロトが話しかけてきた
{どうされましたアスタロト様?}
{あなたは記憶を取り戻したらどうしたいの?}
アスタロトは聞く
{うーん。取り戻した記憶次第ですけど、、、外の世界を見てみたいです!}
それにエテルはそう答えた
{へー!だったらエレボスと目的は同じね}
するとそれにアスタロトではなくベルがそう答えた
{、、、本当に大丈夫なのですか。ベルフェゴール様}
ふとアスタロトがそう聞く
{え?なにが?}
{エレボス君との契約を一時的に解除したことですよ。今のエレボス君はベルフェゴール様の力をほとんど使えない状態なんですよ、、、なのに大罪司教やアリスと戦うなんて無茶なはずでは?}
そうアスタロトが言うと
{大丈夫よ、、、あの子は絶対に負けない。あの子の発想力と善性が今回は刺さったわね。あんな方法を見破るなんてできるわけがない}
ベルは不自然なほど自信ありげにそう言う
{まー、今回の作戦で一番大変なのはエテルちゃんよ。エレボスは時間を稼ぐだけで良いけどエテルちゃんは爵位司教が平気で歩いてる大聖堂を隠れて進んで大罪の間、、、可能なら怠惰の間まで行かないといけないんだから}
ベルフェゴールがそう言うと
{そうですかね?なんか司教も全然いない}
エテルはそう言って周囲を見渡す
{罠ってことではないですかね}
そしてベルとアスタロトに聞く
{バレては無いと思いますよ}
{ただ、、、私とアスタロトの繋がりを利用した転移のことはバレているかもしれないわね}
{{っ?!}}
ベルの言葉にエテルとアスタロトは息を飲む
{ば、バレてるって、、、なんで}
エテルがそう聞くと
{うーん、、、まー、これぐらいなら大丈夫か。怠惰の大罪司教・ベルフェは他の大罪司教とは頭の良さが違う。正直今回の作戦どころか悪魔教団と敵対する上で一番ヤバいのはアリスよりもベルフェかもしれないってレベルでね。あの子はエレボスと同じく世界を亡ぼせるわ}
ベルはそうベルフェへの評価を語った
{そ、そんなに彼やばいんですか}
アスタロトが聞くと
{やばいわね}
ベルはそう言い切った するとベルは
{まずいわね。というかこれ詰んだわね}
そう呟いた
{{え?!}}
{大罪の間まで行けばわかるわよ}
{わかりました}
大罪の間・前廊下
「ぁ?!」
大罪の間を除いたエテルは絶句した
{憤怒の大罪司教サタ様?!それにあの服装からして新しい強欲の大罪司教、、、大罪司教2人構え}
{アリスちゃんかベルフェかしらないけどガチガチに構えたわね、、、正直ここには1人しかいないと思っていたんだけど}
エテルの前に壁が現れた
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