アリスの視点
「ベルフェゴールの自動防御のせいでベルフェが満足に攻撃できてない、、、やっぱり原罪契約者は厄介な相手になるわよね」
ベルフェとエレボスの戦闘を見てアリスはそう呟く
{いや、、、あれはそれもあるが普通に遊んでいるだけだな}
するとアリスの脳裏にそんな声が響く
{あらルシファー。元気そうね}
{アリスも元気そうで何よりだ、、、にしてもベルフェのクソガキの野郎。何考えてるんだ?あいつは俺でも恐ろしいほどの忠誠心をお前に向けている。そんなあいつが遊んでる?おかしすぎるだろ、、、あいつ何考えてるんだ?}
ルシファーがそう言うと
{あの子のことだし何か考えがあるのでしょう。あの子の行動はすべて私のことを思ってのことなんだから。もっと自分のことを考えて欲しいけど}
アリスはそう答えた
{お前のことを思ってね、、、良い皮肉だ}
{ありがと、、、でもそれについてはもうすぐで片が付きそうよ。あの子が育てさえすればね。サタもいい仕事をしてくれたわ。私達の可愛いお人形さん}
そう言うアリスの顔は悪女としか言えない笑みをしていた
{お前も変わったよな。ほんと}
そんな会話をしていると
「なんで、、、なんで母さんと全く同じ技をさっきから使ってきやがる!」
エレボスのそんな声が聞こえてきた
「ふふ。確かに驚くでしょうね、、、でも、当たり前なのよ。フレデリカの師匠はエモクロア連邦国女王のフレイア、、、じゃー、フレイヤに剣を教えたのはいったい誰なんでしょうね?」
それにアリスは笑みを浮かべて話す だが
「本当に忌々しい」
次の瞬間憎悪に顔が染まった
{アリス様}
そんなアリスの脳裏にベルゼの声が響く
{どうしたの?}
{その、、、ベルフェさんとエレボスとの戦闘に教徒が巻き込まれないか心配で。避難させた方が良いですか?}
ベルゼがそう聞くと
{大丈夫よ。ベルフェがそんなミスをするとは思えないしエレボス君も技と教徒を狙うことは無いでしょうから。それに万が一の時は私が結界を張るわ}
アリスはそう答えた
{了解です}
{ところでエテルちゃんは見つかった?}
{いえ。ベルフェさんが何かに気が付いたようでレヴィさん達も使って捜索させてますね}
{え?レヴィちゃん達もって、、、今誰が怠惰の間と大罪の間を守ってるの?}
ベルゼの答えにアリスは驚愕しそう聞く
{アスモさん1人だそうです}
{、、、なるほどね。なんとなくわかったわ。でも流石に準大罪契約者を舐めすぎね。私も怠惰の間へ向かうわ。ベルゼはエテルちゃんをお願いね}
ベルゼの答えを聞いてアリスはそう言った
{もちろんです。先日の失態はここで}
{そんな気負わずにいいのだけどね、、、仮とは言え大罪契約者相手だったんだし。まー、期待しているわ。あなたには3古参に並ぶポテンシャルがあるのだから}
{はい}
「さて、、、行くか」
{ベルフェ!私は怠惰の間へ行くからエレボスは任せるわ}
{了解です}
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