怠惰と傲慢

「そうですが、、、では、せめてお話だけでもどうですか?話を聞くぐらいなら顔向けも出しますし、情報を得れますよ?」

「悪くない話だが俺も時間が無い上に、、、俺は最近女性恐怖症を発症仕掛けてるんでな。お断りだ!」

そう言うと同時にエレボスは魔法を1つ使うとなんとそのままアリスに斬りかかった

「、、、」

カチャ

それを見てベルフェは刀を構えた

そして

「月詠流・菜月式・星見酒」

シュ キン スッ スパン

エレボスの右頬は切られ左腕は切り落とされた

「、、、」

しかしエレボスは止まらず切られた左腕を影に入れ止血を施しそのまま進む

「俺の風鳴を片腕だけの損失で、、、凄いな」

自身の斬撃を片腕だけの損失で切り抜けたエレボスにベルフェは驚く

「ベルフェの不可視の斬撃を、、、どうやって初見で」

アリスも驚く

「月詠流・菜月式・狂万手」

ベルフェは追撃を放つ 

その攻撃はエレボス周囲を突然爆破していく

しかし

「これも躱した?!ベルフェの初見殺しの大技よ?!」

それも当たらない

「、、、」

{ベルゼ}

突然ベルフェはベルゼに念話をする

{ベルフェさん?どうしたんです?}

{・・・}

{はい。なんでわかったんです?}

「、、、」

ベルフェはベルゼの問いに答えず少し考え込むと

{レヴィさん!サタとマモを引き連れてベルゼと共にエテルの外の捜索してくだ!恐らく・・・・・されるかもしれない}

レヴィにそう指示を出した

{え?!そんなこと可能、、、アリス様はベリアル君相手にそれ出来たわね。でも仮に中に入り込まれたら不味くない?}

レヴィの懸念に

{まずアスモが居るんだ。問題ない。それに下手に中を固めすぎると万が一の時に追えなくなる}

ベルフェはそう答えた

{なるほどね。了解よ、ベルフェはどうするの?}

{アリス様の護衛兼エレボスの討伐。ちょっと彼を舐めてましたね}

{そんなに、、、1人ぐらい援護要る?}

レヴィがそう聞くと

{大罪司教最強を舐めないでください}

ベルフェはそう返した

{最強は私よ。あなたは2番目、、、まっ、任せるわ}

{ええ}

「さてと」

念話を終えたベルフェは刀を構える そして

「月詠流・月詠式・新月」

「っ!」

一瞬でエレボスの首元に刃を当てた

「サテラ」

「っ!」

ドカン!

しかし刃がエレボスの首を切り落とす前に風の爆破がベルフェを襲った

スタッ

着地したベルフェは

「やっぱりか、、、運命様上等だ!!」

笑みを浮かべた

「化け物かお前、、、マジで」

そしてエレボスは逆に恐怖に染まった顔をしていた

「アスモみたいで嫌だが、、、味見せて貰う」

そしてベルフェは切りかかって来た

キン

それをエレボスは受け止めた

「やるな、、、ならこれはどうだ」

ベルフェは刀の突きを繰り出す

だが

(突きに見せかけた蹴り!)

シュ

エレボスの読み通り途中で蹴りに変わったフェイクの攻撃であった

「やるねぇー」

躱されたベルフェは笑みを浮かべる

「だったら次は月詠流・月詠式・極光乱」

ベルフェは続いて自身を中心に魔力の渦を発生させた

「はぁ?!っ!フリューゲル・スパイラル」

対してエレボスも自身を中心に魔力の渦を発生させた

「おっ!さすがだな。これは魔力を乱す攻撃。食らったら魔力操作に大きな影響が出る恐ろしい技だが。自分も同じように魔力の渦を発生させれば防げるか防げなくても影響を減らせる」

エレボスの対応にベルフェは感嘆の声を上げる 

「おい待て!」

するとエレボスが突如怒号を上げた そして

「なんで、、、なんで母さんと全く同じ技をさっきから使ってきやがる!」

そう問いただす

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