主人公

「「なっ?!!」」

何一つ隠れずに洗われたエレボスにアリス達は驚愕した

「まさかこんな真正面から出てくるとはな、、、あの野郎馬鹿か?」

ベルゼはエレボスの馬鹿さ具合にそう漏らす

「アリス様どうします?」

レヴィがそうアリスに聞くと

「アスモちゃんとレヴィは怠惰の間。マモちゃんとサタちゃんはその前の大罪の前。ベルゼは他の司教を率いてエテルちゃんを探して」

アリスはそう指示を出した そして

「ベルフェ!ここでエレボスを捕らえるよ」

アリスはベルフェにそう言うと影から剣を取りだた

「了解」

そしてベルフェも腰にある刀の柄を握る

「さて」

そしてアリスはエレボスを見ると

「あらあらエレボス君じゃないの。半誕教祭に来るなんて良い教徒ですね」

そう朗らかな笑みを浮かべてそう言ってきた

「いえいえ。俺もベル、、、ベルフェゴールには文字通り生まれる前から世話になっていましたからね。普段も感謝は伝えていますが礼拝もしておこうかなとね」

それにエレボスは堂々とど真ん中を歩きながらそう言う

「それは良い心がけですね。あ、エレボス君が倒したモラクス司教とワァラク司教の件は我々、報復とかは考えていませんよ。元々我々の活動は犠牲者を出してしまうもの。それを善性で救ったことに報復など恥ずべき行為ですからね」

「犠牲者を出す正義は〜とか言う気は無いが流石に何もしていない子供に手を出すのはどうかと思いますが?」

エレボスがエクレアのことを考えながらそう言うと

「あれはモラクス司教が功を焦りすぎたわね。流石に子供の命を奪うのは我々の教義に反するわね。だからあれ以降手を出してはいなかったんだけど、、、異端の後継者となると殺さざるおえないよのね」

アリスは苦い顔をしてそう言う

「異端の後継者?確かに母さんの二つ名が、、、まさかエクレアの奴」

それを聞いてエレボスを気がつく

「お察しの通り、エクレア・ヘルメスは貴方の母親であるフレデリカ・エルピスの弟子ですよ。あの子には君主を1人落とされていて、、、流石は予言の子ですね」

「予言の子?エクレアの奴そんな選ばれし〜的か奴だったのか?」

エクレアが選ばれし者的な感じということにエレボスは少し驚く

「悪魔教団を倒す英雄の一角と予言されていますね。正直厄介なことですよ。それもあってエレボス。貴方をこちらに引き込みたいのですよ。どうですか?」

エレボスが丁度、教徒達よりも前に出てきたタイミングでアリスはそう提案する 

「それをやった瞬間にエクレア達や母さん、、、ヤマトの人間に俺は顔向けが出来ない。サテラ」

それをエレボスはキッパリと断る

「そうですが、、、では、せめてお話だけでもどうですか?話を聞くぐらいなら顔向けも出しますし、情報を得れますよ?」

「悪くない話だが俺も時間が無い上に、、、俺は最近女性恐怖症を発症仕掛けてるんでな。お断りだ!」

そう言うと同時にエレボスは魔法を1つ使うとなんとそのままアリスに斬りかかった

「、、、」

カチャ

それを見てベルフェは刀を構えた

そして

「月詠流・菜月式・星見酒」

スパン スパン スパン スパン

エレボスの四肢は一瞬で切り落とされた


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る