半誕教祭とマモ
ざわざわ
「1000万人も居る」
「強欲の大罪司教様がそんなびくびくしてちゃダメよ!」
マモは総本山の大聖堂のベランダから下や周囲に集まった人の数に圧倒され息を飲む
「投影機で魔国中と国外の教会へも放映されるから見ているのは2億人だ。頑張れよ新入り。今回は俺以来の大罪司教の就任の公表とあいさつだ。失敗したら恥ずかかしいことになるぞ」
それをみてベルゼがからかうようにそう言う
「そ、そう言うベルゼさんはどうだったんですか!」
マモがそう反論すると
「「あー、、、」」
他の大罪司教やアリスが言いづらそうにする そして
「ベルゼはあいさつものすごくしっかりしていたわね」
サタがそう言った
「え?」
「あれ?そうだったっけ?緊張しすぎて記憶にないんだが」
ベルゼには記憶がないようだが
「「、、、」」
他の全員からドン引きされた
「ベルゼさん自分のこと低く言いますけど普通にやばいですよね?」
その様子を見てマモはそう言った
「ホントよ、、、さて9時ね。始めましょうか」
アリスはベルゼに優しい目で見ると時間を確認してベランダの最前に出る
「「「教祖様!!」」」
すると下から大歓声が発せられる
しかし
スッ
アリスが片手を上げると
「「、、、」」
無音の状態になる
「すごい」
それを見たマモがそう言う
「今年も半誕教祭を迎えられたことまずはうれしく思います。これも皆の協力と悪魔様のご加護のお陰でしょう。これから3日間の半誕教祭楽しみ悪魔様へ信仰心を捧げてください」
アリスはそう信徒に話しかける
「そして今日はうれしいお知らせが2つあるわ。まずは数十年空席だった強欲の大罪司教の席に対に座るに値する才覚に満ち溢れた少女が現れたわ。私の挨拶はこれで終わりにして彼女の挨拶と共に正式に大罪司教としての承認を行いましょう」
そう言うとアリスはマモに場所を譲った
「えっと、、、」
アモはあまりの人数に言葉が出ない だが
「頑張りなさい。アモ」
サタが後ろから激励の言葉を掛ける
「っ!」
その言葉にアモは元気づけられ
「皆さん!私は・・・」
演説を始めた
「おー、やるー」
マモの演説を見守るアリスはそう感嘆の声を上げる
「サタの言葉のお陰だな。本来は俺がそう言う役なんだが、、、お株を取られたな」
「確かにレヴィちゃんはそういうの向いてるよね」
そうレヴィとアスモが話していると
「俺は最後まで反対したから複雑だな」
ベルフェがそう呟く
「なんで反対してたんでしたっけ?」
「どうせ自分の椅子が危うかったからでしょ」
それにベルゼとサタが反応を返す
「マモに才能はないだろ」
しかし特に気にせずベルフェはそう呟く
「え?才能の塊でしょ、マモは?俺なんかと違って」
ベルゼがそう言うと
「お前はレヴィ並みに才能あるだろ。もっと自信を持て。俺が推薦したんだ」
ベルフェは即座にそう返した
「っ!」
「そうね。マモちゃんに才能がないって言うのは意味わかんないけどベルゼに才能があるのは間違いないわよ」
そしてアリスもそう言う そして同時に
これで私の挨拶を終わります」
マモの挨拶が終わった
「終わったわね。それじゃー、承認しますか」
そうしてアリスは再び前に出た
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