教祖と7人の大罪司教

数日前

「ということで怠惰協会は問題ありません。少しガープ司教が落ち着いていたのでよかったですね」

教会から戻ってきたプルソンがそう説明する場には

「そうですか。ご苦労様です」

「エテルちゃん元気そうでよかった」

「ああ。エテルってベルフェさんがかくまってた」

「ベルフェさんへの嫌味ですか先生?」

「、、、」

「マモちゃん。今その話はめんどうだからからやめなさい」

「これで全部の教会の調査が終わりましたね。アリス様」

悪魔教団・教祖アリスと大罪司教7名が居た

「パイモン・バエル・べレト・プルソン・ヴィネ・バラム・ザガン。王司教である7人にこのような雑務を任せてすいませんでした。しかし信頼のおける皆さんだからこそです。改めてお疲れ様でした」

アリスはプルソン達7人の王司教へ労いの言葉を掛ける

「「もったいなきお言葉!」」

「では、皆さん次の命令があるまではご自由に」

「「はっ!」」

そしてプルソン達は去ろうとする

「レヴィとアスモちゃんとベルフェはこの後エモクロアでお茶会?」

その後ろでアリスがそう聞く

「ええ。2人と一緒に、久しぶりに」

「レヴィちゃんのお茶とお菓子美味しいから楽しみ!」

「今回も自信作だ!」

レヴィとアスモは嬉しそうにそう話す

「いいなー」

それを見て強欲の大罪司教であるマモがそう羨ましそうにそう言うと

「マモちゃんはこの後私と特訓でしょ」

それにサタがそう言う

「はい」

「俺はそれじゃー」

「お前もだよベルゼ」

ベルゼは逃げようとするが首根っこをサタに掴まれる

「、、、頑張りなさい。ベルフェはこれからどうするの?」

アリスが皆を見て最後にベルフェにそう聞く すると

「、、、」

ベルフェは一切しゃべらず前を向いている

「ベルフェ!最古参だからって威張ってんじゃねえよ!今日一回も口開いてねぇじゃねか!」

その様子にサタが憤怒の司教らしくそう言うと

「、、、おい。プルソン司教」

ベルフェはプルソンを呼びつけた

「、、、はい」

プルソンは心底嫌そうな顔をしてベルフェの方を向く

「エテルに会ったのか?」

「ええ。会いましたよ」

「どうだたった?」

「普通に元気でしたよ」

「そうか、、、」

ベルフェは再び黙り込む

「何?エテルちゃんのこと未だに狙ってるの?クソね」

サタがそう怒った様子でそう言うと

チャキン

ベルフェは刀を抜いた

「へー?やるの?」

それを見てサタも大剣を抜く

だが

スパン

「え?」

「「え?」」

次の瞬間切り落とされたのはプルソンの首だった

「は?何して、、、」

そうサタが唖然としている横でベルフェは

「アスモ、、、てくれ」

そうアスモに言った

「っ!」

その言葉にアスモは即座に動きプルソンの頭に触れる 

「、、、っ!!!」

そしてアスモの顔は驚愕と絶望と焦りが浮かぶ

「っ!!その反応はそういうことか」

そしてベルフェも反応から察し顔を顰める

「「まさか」」

そしてアリスとレヴィも気が付く

「あ、アリス様!!やられました!アスタロトがエテルと契約してます!!」

「「っ!!」」

アスモの声に全員が息を飲んだ

「寄りにもよってアスタロトだと、、、嘘だろ。最悪すぎる」

最初に動いたのはベルフェだった

「アリス様!怠惰協会に行ってきます」

「ええ!」

そしてアリスにそう言いエテルの居る怠惰教会へ向かおうとする

だが

「っ!!エレボスですって?!」

「「は?!」」

「エレボス!!?」

アスモがエレボスの名前を出したことで止まる

「え、エレボスってなんでいきなり?」

アリスがそう聞くと

「居る、、、怠惰教会にエレボスが今居ます」

アスモはそう言った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る