食欲と性欲

40日後

「エテル!洗濯と外の掃除と教会までの道の補修終わったぞ!」

「了解です。もうすぐ食事なので準備手伝ってください!」

「ああ!」

40日以上の日々を過ごしたエレボスとエテルはすっかりと仲良くなり、エテルも仕事を任せるようになった

。今日も勢が出るね」

するとガープが入ってきた

「ありがとうございます!」

(エテルが支配でガープさん達の意識をいじってくれたおかげで仮面を被らずに素顔で偽名じゃなく本名で暮らせるようになったのは正直嬉しいな)

そんなことを考えながら出来た料理をテーブルに並べていく

「エレボス君も1ヶ月半過ぎてすっかりと教会での暮らしに慣れましたね」

「おかげさまで。でも、悪魔様に関われて、ご飯も美味しい。そのうえ教会周辺は自然が豊か。素晴らしい所ですね」

「それは良かった」

そうな感じで2人が話していると

「エレボスお疲れ」

「今日も頑張ってるな」

続々と他の司教も食堂へ入って来た

「よし!これで全部。エテルもたまには一緒に食べないのか?」

エレボスがそう聞くと

「私はこっちで大丈夫です」

エテルはそう返した

「残念」

(この教会に来てエテルと一緒に何かを飲み食いした方がないんだよな)

エレボスがそう考えいると

「では今日も悪魔様のご加護のもと食を行えることに感謝を」

ガープが食事の挨拶を始めた

「「感謝を」」

「「いただきます」」

そうして今日の夕食であるビーフストロガノフを食べるのであった

「美味い!」

なおものすごく美味しかった




「よし!これで湯沸かし終わり」

夕食を食べ終わったエレボスは風呂を入れていた

(それにしても、、、ガキの頃から思っていたが異世界に湯船があるのは知っていたが随分しっかりとしてるんだな)

そんなことを考えていると

「そう言えばこのお風呂も温泉だったよな?」

(アーデン魔国はヤマトほどじゃ無いが温泉が多いってエテルが言ってたな)

そんなことを思い出しながらエレボスはゆっくりと教会の養鶏場へ向かう

湯沸かしの場所と近かったのですぐに辿り着くとエレボスは

「夜だからないかな?」

そして中に入り少し探すと

「あった!しかも2個ある。良かったー」

そしてエレボスは手を伸ばす

その手に握られていたのは

「卵!卵!」

鳥の卵だった

「なんで名前の鳥かわからないけどいつも食べてるし大丈夫だろ」

そう言いながらエレボスは養鶏場のカギをしっかりと閉めて湯沸かしの場所へ戻る

「さーて」

そして温泉の源泉が流れるパイプの上蓋を開ける

するともちろん激熱の蒸気が出てくる

「うぉ!熱そうー」

そう言いながらエレボスは卵を風で浮かせる

「大体何分だ?」

そしてそう言いながら

チャポン

源泉に卵を入れた

「温泉卵作ってエテルと一緒に食べよ」

そんなことを考えながら待っていると

ガラガラガラ

壁の奥から風呂場の扉開くと音が聞こえ

チャポン

速攻で何かが浴槽に入る音が聞こえた

「ふー」

そしてエテルの声が聞こえた

(この裏でエテルが丸裸)

エレボスはふとそう思い1月半前に見たエテルの裸体を思い出し

「全然興奮しねぇ。完全にその辺の感情バグったな」

そう呟いた

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