右腕

「にしても、、、マジで痛い」

エレボスは下腹を抑えていた

(エテルの野郎。鬼畜過ぎるだろ)

そうエテルの鬼畜さに震えていると

「それじゃー、自室まで案内しますね」

しっかりと修道服に身を包んだエテルがそう言ってきた

「後、あんな貞操を奪うような迫り方してすいませんでした」

そしてそう言って頭を下げてきた

「あ。さっきの変態発言は嘘か」

エレボスは安心した様子でそう言う

「いや、、、嘘ではないですよ?」

「え?」

「私の固有魔法と契約している悪魔様の権能を合わせた堕落ラスロアイは相手の色欲と怠惰を誘う技なんですが、性干渉すれば精神支配できるんですよ。それ目的と普通に悪魔様への奉仕のために普通にやってたので」

「、、、」

(悪魔関係の人間はやっぱり頭がぶっ飛んでるな)

「ん?、、、ちょっと待て?」

そしてふとエレボスは気が付く

{<ベルフェゴール様の純粋な契約者>}

「、、、待て?なんで俺がベルの、、、ベルフェゴールと契約していること知ってる?!」

そう!自身がベルと契約していることを知っている理由に困惑する

「それはですね。少し説明しないとですね。私が契約している悪魔様はとても特殊なので、、、あと私を信頼してもらうためにも色々と話しますね」

そう言うと同時に

ガチャ

先ほどのエテルが入って来た扉が開いた

そして入って来たのは

「っ?!ガープさん!」

この教会の主であるガープであった

しかし

「ん?」

(なんかおかしくないか?)

何かがおかしいのである

そして

グラッ

「ちょ!」

ガープはその場に力無く倒れた

「よっと」

それをエテルが受け止める

そして

「今、、、この教会に何人人が居ると思います?」

エテルはふとそう質問してきた

「え?」

突然の質問にエレボスは一瞬困惑するが

「大体20人くらいだろ?」

そう答えた

それにエテルは

「正解は2人。私とエレボス様だけです」

そう正解を告げた

「は?」

エレボスは困惑する

「え?いや?は?」

「いきなりこんなおかしなこと言われたらそうなりますよね。一から説明します。まず私は半年前に悪魔様と契約しました。ただその時の記憶が私にはありません。どうやら私の顔が封印されていたことで。ただ、それをガープ様が見られてしまって、焦っていたところを悪魔様に教えられて堕落ラスロアイでそのまま堕として、、、犯して支配したんですよ」

困惑するエレボスにエテルはそう説明する

「、、、」

(怖!)

エレボスは素直にそう思った

「ん?」

そして気がつく

「プルソンも支配したのか?」

「はい。支配しましたよ」

「、、、王司教を?」

(王クラスを支配するなんて大罪悪魔ぐらいしか思いつかないぞ?)

そう困惑しているのがエテルに伝わったのだろう

「もしかして王司教を支配できたことが気になってます?」

エテルがそう聞いて来た

「ああ。支配って結構力差ないときついだろ?」

「固有魔法の効力というともありますが契約している悪魔様のお陰ですね。一応、公爵の悪魔様ですが」

「公爵で王を支配か、、、どんな悪魔なんだ?」

エレボスがそう聞くとエテルは

「私が契約したのはアスタロト様という悪魔様です。公爵悪魔なのですが少し、、、いや、かなり立場がありまして、、、ベルフェゴール様の右腕なんですよ」

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