フラグ

「は?」

ビュン

「うわぁ!」

エレボスは反射的にエテルをぶん投げた

「っ!」

(今押し倒されたよな?!アヤメに押し倒されたときの経験で反射的に対抗できたが、、、なんだ?)

エレボスは経験から対応ができたことに感謝?しながらぶん投げたエテルを見る

「っててて、、、反射的にぶん投げてくるとは想定外だった」

エテルはそう言いながら立ち上がる

「押し倒された経験でもあったんですかエレボス様?」

そして笑みを浮かべてそう聞いてくる

「はは。ヤマトで一回ありましたね」

エレボスも笑みを浮かべてそう返す

「さすがあの様ですね」

「っ?!」

(今、エテル俺のこと何って呼んだ?!)

エレボスは顔を固める

「ふふ。驚いてる驚いてる」

それを見てエテルはそういたずらが成功した子供のような表情で言う

「、、、」

エレボスは仮面を取る

「どこで気が付いた?」

そして鋭い目と殺気を向けてそうエテルに聞く

「今日、プルソン司教が来た時にヤマトでエレボス様が戦っていた時の写真が出てきてですね。その仮面がまさしくその鬼の仮面で体格や刀かまったく同じだったのでそこで」

「っ!」

エテルの返答にエレボスは絶句する

(つまりガープさんとプルソンにはバレている上、プルソン経由で総本山にバレて終わる!)

そう考えエレボスは即座に逃走しようと考える

すると

がくっ

「っ!」

(なんだ?突然体の力が)

エレボスの体から突然力が抜けてその場に倒れかける 

{っ!}

「あれ?」

(力が戻った)

しかし直ぐに力戻りどうにか持ち直す

{まずいわね、、、ある意味原罪の悪魔以上にまずいのが敵に回ったわね}

{え?それってどういう}

{早く逃げなさい!}

エレボスがベルに聞こうとするがベルは鋭い口調逃げるように言う

しかし

「捕まえた」

「っ!」

エレボスはエテルに捕まってしまった

「クソ!死んでたまるか!!」

「いや。仮に総本山に連れてかれても殺されはしないですよ。一応殺害命令がもうすぐ出るそうですけど基本的には捕縛命令なので」

「同じだわ!!くそったれ!なんなんだ!全然抜け出せねぇ!」

エレボスは全然エテルの拘束から逃れれず焦る

「一回落ち着いてください!大丈夫です!ガープ様もプルソン様も私の権能と固有魔法の複合で記憶を奪ってるから大丈夫ですよ」

するとエテルがとんでもないことを言ってきた

「は?!記憶を奪った?!」

「はい!私の堕落ラスロアイでプルソンさんを堕として記憶を消したんでふ。だから大丈夫ですよ」

エテルがそう答えると

「そんなこと普通にやってる奴が大丈夫なわけないだろ!」

エレボスは当然の反応を返す

「うーん。仕方がないですね。一度エレボスさんにも記憶を失ってもらいますか」

そう言うとエテルは拘束している腕を首に持って行こうとする

「っ!エアボンバー!」

ドカン!

「っ!」

しかしその前にエレボスは自身から風を爆弾のように放ち引き剥がす

「っ!逃げるしかねぇ!」

そうしてエレボスは窓から逃げ出そうとする

だが

「ぐぅ!」

突然身体中に痛みが走りそのまま地面に落ちてしまう

ドゴン!

「っ!」

(なんだこれ?!)

自身の現状に混乱しながらどうにか立ち上がると

「おー!私の毒を受けて立ち上がれるんだ、すごいですね!」

上からエテルが嬉しそうにそう言う

「っ!クソが」

{ベル!悪い風で逃がしてくれ}

エレボスはベルにそう頼む すると

{あ~ごめ~ん、、、今~無理~}

力の抜けた声でそう返ってきた

「はぁ?!」

(くそ!自力で逃げるしかないか)

そう思い逃げようとすると

「あれ?」

(力が抜ける)

そのままエレボスは意識を失った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る