エレボスとは
「「っ!エレボス?!」」
エレボスという名前にガープとエテルは驚愕する
「エレボスって3年半前にモラクス伯爵司教を幼いながら抹殺したという」
「聖騎士団長・教皇・精霊王・異端の聖剣、、、この4人の最重指名手配人物と全く同格の脅威度を将来的に持つであろうと教祖様直々に考え3年半前から最重指名手配人物に認定された少年」
ガープのその言葉に
「エレボス、、、悪魔教団内では具体的にどんな評価なんですか?」
少年はそう聞く
「エレボス、、、まず教祖様は彼のことを生け捕りにすることを命じられた。つまり殺すなとご命令されたんです。ではそれは何故かなんですけど機密事項だからくわしくは言えないですが、、、彼の持つとある力が教祖様の力と同じものを持っているらしいんです」
「教祖様と同じ力」
ガープの言葉を少年は反復する
「現状それは教祖様とエレボス以外持っていないらしい、、、しかも少年の固有魔法もかなり強いそうです」
「なるほど」
少年は少し考えこむ
そして
「仮にエレボスを捉えたら教祖様はどうする予定なんでしょうね?」
そう呟く
「私が噂で聞いたのは教祖様の側近に置くって話だ」
「側近に?」
ガープの言葉に少年は首を傾げる そして
「確実に悪感情持たれてるのにどうやって側近にさせるんですか?」
そう不思議そうに聞く
「教祖様とエレボスが持っている力は破壊や狂気などを持つもののみが適性を持つ力なんですよ。なのでおのずとこちら側に堕ちると」
それにガープは笑みを浮かべてそう返す
「なるほど。そういうとことか」
説明を聞いた少年は納得する
すると
「あ、そういえばエレボスのこと自体が機密事項だったんじゃ」
ふとエテルがそう呟く
「あ、、、この話は外には話さないでくださいね」
ガープは焦った様子でそう言う
「は、はい」
少年は苦笑いしてそう返す
「さて、お食事はもう大丈夫ですか?」
いつの間にか食べ終わり空になった皿を見てガープがそう聞く
「はい。ご馳走様でした」
少年は笑みを浮かべて感謝の言葉を述べる
「今日はもう夜が深い。この教会に泊まって行ってください」
ガープはそう言う
「ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます」
少年は感謝を述べる
「エテル、部屋へ案内を」
「はい」
ガープに指示されたエテルは
「えっと、、、お名前はなんとお呼びすれば?」
そう少年に聞く
「あ、、、えっと。ベルボスと」
少年はベルボスと名乗る
「はい!ではベルボス様こちらです」
そうしてエテルはベルボスを部屋に案内する
「、、、そこまで悪魔教団から重要視されてるのか。フレデリカと同格視って流石にやりすぎなんじゃ」
ベルボスは先ほどの会話からふとそう呟く
「エレボスは当時10にも満たないであろう幼さながら伯爵司教を討伐した上に闇魔法の適性があるので過大評価でもないですよ」
するとエテルがそう返した
「、、、闇魔法のこと言っていいんですか?」
ベルボスが少し驚愕した様子でそう聞くと
「秘密ですよ。まー、闇魔法の適性がどれほどの価値なのかは私も理解してないんですけどね」
エテルは少しいたずらな笑みを浮かべてそう言った
「な、なるほど」
「そういえばベルボスさんも中々に若く見えますけど、、、今年で何歳です?」
「え?今年で12ですね」
「え?!!12歳?!12歳で、、、なるほど」
エテルはエレボスの年齢に唖然としていた
「エテルさんは今年でいくつ何ですか?」
「私は今年で13ですね。1歳お姉さんですね」
「え、、、13?身長180超えてますよね?それに、、、その体つきも」
ベルボスは言いずらそうにそう言う すると
「あー、半年前から急に成長したんですよ」
エテルは笑ってそう言った
「なるほど」
それを見てベルボスはこれ以上深堀はしなかった
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