怠惰の夜明け

問い 何故急に

「誰だろ?こんな夕暮れに」

そう考えながらエテルは教会の入り口に向かう

そして辿り着くと

「こんな夜遅くにどうされたのですか?」

すでにガープが対応していた

「ベルの、、、失礼。私の契約している悪魔様がベルフェゴール様の教会と悪魔教団総本山の教会へ祈りを捧げれば本契約すると言われここへ来た者です」

来訪した少年はそう言う そして

「しかしこのような夕暮れ時に、、、ご迷惑でしたら今日のところは帰りますが大丈夫ですか?」

こちらへの配慮すら口にする

(随分と礼節がしっかりとした方ですね)

エテルはそう考える

「いえいえ大丈夫ですよ。悪魔様も夜の闇がお好きでしょうから祈るには丁度良いでしょう」

ガープはそう言ってエレボスを教会の中に入れる

「ありがとうございます」

少年は頭を下げる

「礼拝堂へはわたしがご案内いましょう。エテル!」

するとガープはエテルを呼ぶ

「はい!」

エテルはガープに駆け寄る

するとガープは小声で

「今日はもう夜になります。お客人を一夜ここにお泊めするのでその準備と先ほど作ってもらったのに悪いのですが夕食を作ってください」

そう指示を出した

「分かりました」

そしてエテルは教会の奥へ向かっていった



「夕食はこれでももつ後ですぐにできる。お泊まりいただく準備は夕食をお食べにいただいた後にやりましょう」

少年の夕食を作り終えたエテルはそういう そしてふと先ほどの少年の様子を思い出す

(なぜあの少年は顔を仮面で隠していたのでしょう?)

礼拝に来た少年は鬼の仮面を付けて居た

さらに

「あの腰に刺していた物は刀と呼ばれる極東のヤマトという国の武器、、、ヤマトは最近悪魔教団の教えが根付いて来たとガープ島からお聞きしましたからそれが理由でヤマトから来たのでしょうか?」

刀を持っていたことからヤマトから来たのではとエテルは考えた

「まあ、私には関係の無いお話でしたね。食堂の掃除を行いますか」

そしてエテルはこれから少年が来る食堂を掃除することにした

(そういえば最近身体が成長してきて体を動かす時にならないんですよね)

「1年で50cmも伸びるなんて文字通り悪魔様のご加護ですね」

エテルはそう言いなが自分の身体を触る

「筋肉は付いていないのですが、、、重いものも持てるようになりましたし、、、成長という物は突然ですね」

そう考えていると

「こちらにお食事を」

そんなガープの声が聞こえたきた

「あっ、いらっしゃった。お口に合えば良いのですが、、、」

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