予言
この世界が悪魔の脅威に晒される時、2人の英雄がそれを迎え撃ち滅ぼす。
[異端の後継者]
その者は[異端の聖剣]の後継者になる者。その者は力は全てを凍らせる力を持ち、その者は策略に長けており新たな世界を築くであろう
[魔愛の勇者]
その者は古から続く愛によってこの世に生まれた勇者。しかしその者は愛を知らない。だが旅をし、愛を知った時その光は悪魔や闇を照らすであろう
魔愛の勇者には5人の仲間が居る
1人目は極東の侍。その者は勇者達を支える大樹となるであろう
2人目は怠惰の巫女。その者は勇者達の知らない世界を照らす月の光になるであろう
3人目は厄災の魔王。その者は勇者達を襲う悪魔を滅する最強の魔女となるであろう
4人目は救国の女神。その者は勇者達の道を切り開く聖女となるであろう
5人目は王道の少女。その者は勇者達の傷を癒し王となるであろう
「これが30年前に今の教皇が視た予言。それから神聖教会は悪魔教団を倒すため秘密裏にこの2人の英雄の卵を探していました」
予言を喋り終えたフレデリカは最後にそう締め括った
「それ言って私達によかったんですか?」
アヤメがそう聞くと
「問題ありません。1人は見つけました」
フレデリカははそう返す そして
「異端の後継者は私の弟子であるエクレア。」
そう言った
「エクレア、、、確かエレボス殿がカエデに手紙を届けさせた相手だったな」
それにイブキが反応した
「ええ。カエデちゃんはあっちでエクレアとも会って私がこちらへ来る準備やら色々としている間に少し話していましたね」
フレデリカがそう言うと
「カエデはすでに予言の英雄と出会ってるということか、、、私の娘だけあって中々に派手な人生送ってるわね」
カグラがそう呟く
「そうね。まー、この話をカエデに秘密にした理由はそれに繋がっていてね。エクレアにこのことはまだ話していないのよ。二つ名の異端の後継者は今後のことも考えて私が付けたけどね」
「なるほどね、、、というか、魔愛の勇者の仲間の1人。極東の侍って、、、」
カグラがそう言うと
「カグラの娘で、大樹なんて文言がわざわざある、、、恐らくね」
フレデリカはそう返す
「流石に少し心配ね」
カグラはそう呟く そしてふと
「というかエレボス君が英雄だったりして。貴方から魔愛を受けてるし」
そう言うと
「そんなわけないでしょ。あの子闇属性の適性持ってるんだが光まで適正を持ったらヤバすぎるでしょ。いくらなんでもそんなの前代未聞過ぎるわよ」
フレデリカはそう言って笑った
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