カエデの光合成

「ところでフレデリカさん」

ふとカエデがフレデリカの名を呼ぶ

「ん?どうしたの?」

「少しお願いがあって」

「お願い?カグラの娘の頼みなら私も叶えられる範囲で叶えるけど、、、どうした?」

フレデリカがそう言ったのを聞いたカエデは

「私をセラフ神聖国へ連れてっていただけませんか!」

そう言ったのだ

「「っ!?」」

その発言にフレデリカとカグラを除く全員が驚愕した

「カエデちゃんに確固たる意志とその実力があるなら良いわよ」

「私はこの国を出て旅をしてこの世界をもっと知りたくなったんです」

「それなら別にセラフ神聖国に来なくてもいいじゃない。なのになんで?」

「強くなりたいからです!」

「強くなってどうするの?」

「この国を守りたいです!この国を、アヤメ様を、、、友達のアヤメちゃんを!」

「カエデちゃん」

「ふふ。誰かを守るためにね、、、確固たる意志は確認できたわね。あとはその実力があるかどうかだけど、、、どうなの?」

フレデリカはカグラを見る すると

「確実に腕っぷしで学園に入れる」

カグラはそうはっきり言った

「ふーん」

しかしフレデリカはまだ話を聞く構えだ

「ただし私は入学は絶対に認めない」

「っ!なんでですかお母様!」

カエデがそう言うと

「簡単なことよ。今のままじゃ留学してもただ強くなるだけ。カエデが目指すのはこの国を守れるほどの力。だったら最低でもフレデリカが推薦できるレベルの力を付けたうえで入学しなさい」

カグラはそうはっきりと言った

「っ!」

「それがカエデにはできると私はよく知っているわ」

「はい!お母様のご期待に応えます!」

カエデはそう少し涙を浮かべてそう言った

「えっと?俺の意見は」

「あなたは黙ってなさい」

「えぇー」

イブキの意見は抹殺された

「それじゃー、そうね。私が推薦するレベルとなると、、、まず魔国以外の各国を巡って各国の権力者からできる限り多くの推薦を貰ってきなさい!そうすればおのずと力が付くわ」

「世界を旅して、、、わかりました!」

「期待してるわ、、、そういえばヘルメス家でエクレアに会ったわよね?」

「え?はい。エレボスの話をしたらとても喜んでいましたね」

「あの子は多分だからあの子のそばに居ればおのずと試練が手に入るわよ」

「予言の子?」

カエデがそう聞き返すと

「話しても構わない無いけどカエデちゃんだけはダメ、、、内容が機密過ぎてね」

そういうとフレデリカは苦笑い笑みを浮かべてそう言った

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