これからのヤマト

「はー、はー。強くなりすぎでしょ」

カグラは地面に倒れながらそう言う

「っ!カグラの勝ちよ。今から追っても間に合わない、、、4分か。私をここまで足止めできるのは悪魔教団以外じゃ師匠かボルディアぐらいね」

そう言うフレデリカもところどころ血を流していた

「ボルちゃんかー。流石にもう勝てないわね」

「神聖術式があるからね。それ無いなら絶対勝てるわよ」

「チートよチート」

「それは常々思うわ」

そう2人が話していると

「あの」

イブキが声を掛ける

「どうされましたかイブキさん」

「どうしたの貴方?」

「何城破壊してんだよ?!」

「「あっ!」」

そう2人の戦闘によってヤタガラス城は元々壊れていたのが完全に崩壊した

「えっと、、、弁償しますね」

「はは」

「はー、、、ひとまず近くの宿屋にでも行きましょう」

そうして全員が宿屋に向かうのであった




「さて、、、少しまじめな話をしましょうか」

宿屋に着いたフレデリカはそう切り出した

「アヤメ様。この国は今は悪魔教団の脅威を退けましたが脅威はいつ襲ってくるかわからない状況です」

「そうですね。武力ではどうもならないということはよくわかっています」

フレデリカの言葉にアヤメはそう返す

「この国が他国とのかかわりを極力避けていることはわかっていますが、、、神聖教会の支部を置くことをお許しいただけませんか?」

「っ!」

フレデリカの言葉にアヤメは顔を顰める

(許可を出さなくても外交問題は大丈夫だけど悪魔教団対策がキツイ。でも、、、信用できるか?お義母様は信用できるが。神聖教会、、、セラフ神聖国を信じていいのか?)

アヤメは宗教というものを今回の一件で信じることができなくなっていた

「いや、フレデリカ、、、流石にそれは無理よ。宗教団体を信じろなんていくらフレデリカの信頼があってもね」

それは皆も同じようで全員顔を顰める だが

「良いんじゃないでしょうか?」

カエデが突如そう言う

「なんでだ?」

イブキがそう聞くと

「私は外の世界を見て回りましたが神聖教会の力は恐ろしいほど強いです。恐らく世界の中心でしょう。しかしその力がゆえに力を動かすには大きな時間がかかります。その時間があればフレデリカさんなどの人達が協力してくれて解決できる。神聖教会を信じるのではなくフレデリカさんを信じましょう。エレボスの、、、この国の英雄の母親ならばより信じれるかと」

カエデはそう説明した

「、、、そうね。最悪旦那様を担いでしまわれるという脅しがあるのだからね。フレデリカさんお願いできますか?」

「え、ええ。なんか聞き捨てならない発言があった気がしますがお任せを」

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