使命と氏名

???

「ん?ここは」

エレボスは目が覚める

(確か戦闘と治療の疲れで寝てたはず)

そう思いながら周囲を見渡すとそこは

「ん?ここって」

エレボスの居る場所は天蓋付きのベッドにかわいらしい机などがあるメルヘンな部屋の中だった それはつまり

「ベルの空間!」

3年半以上前から入ることができなくなったベルの空間であった

※今まで1度しか入ったことは無いが

(なんでいきなり)

そうエレボスが困惑していると

「3年半ぶりね」

そんなダウナーな女性の声が聞こえた

「ベル!」

それはベルであった

「やっと会えたわね」

「ああ!」

エレボスはベルに駆け寄る

「あなたが眠っている前にエルピス家の2姉妹によって封印されるなんてね、、、驚いたわよ」

「俺もだよ、、、でもこれで完全体だな」

エレボスは心から嬉しそうにそう言う

「いや、、、それはまだよ。今ここに呼べたのは魂を大量に取得した副次効果で一時的に私の力が強く干渉できるようになったから」

「そ、、、そうなのか」

エレボスは残念そうにそう言う

「でも、刀を研いだから本契約を結ぶ方法とか色々と話せるわ」

「え?本契約を?」

「ええ。といっても本来なら膨大な代償や対価、魂などが居るけど今回は私が出す試練を突破したらそれを対価みなして本契約するわ」

「っ!なるほどな。ドンと来いだ」

エレボスはそう自信満々に言う

「というかその場合ってベルの力ってどこまで使えるんだ?」

「今までと同様に使っていいわ。自動回避も今まで通りやってあげる」

「え?!そ、そんなの楽勝じゃないか?」

エレボスは驚愕する

だが

「、、、それでもとんでもなく難しいのよ。死にはしないけど」

「死なない?もはやゲームだろ。何だ、神聖教会にでも忍び込めとかか?」

「反対」

「え?反対」

「アーデン魔国首都アリスガーデンにある悪魔教団総本山にある原罪の間の1つに忍び込んでもらうわ」

「、、、え?」

「正確にはまず原罪教会って言う原罪の悪魔を祭っている教会の1つに行って御朱印を貰ってそれを総本山の原罪の間の1つの悪魔ベルフェゴールの像に張り付ければ良いわ」

「、、、え?つ、つまり、、、なるほど、、、ちなみにベルフェゴールの像に張り付ける理由は?」

「私の像だから」

「、、、は?」

「よかったわね。悪魔教団教祖アリスしかこの世界に存在したことのない完全な大罪契約者になれるわよ」

「、、、はぁぁぁぁ?!!!!!!!」

「それじゃー、今度はエレボスが私の最初の契約者となるために頑張ってね。その時の職業が旅人か魔教司教かは楽しみにしてるわ」

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