エレボス・エルピス

「こ、こんなの、、、デタラメだ」

ワァラクは顔を真っ青にしてそう言う

「ほとんどの人に使った術式はただ眠らせるだけだが悪魔契約していた約5000人にだけ追加で適用した術式は魂を強制的に刈り取る効果だ」

「なっ!」

(5000人の魂ってしかも魂へのダメージがほとんどないからこれだけで騎士級は確実、、、伯爵級の悪魔様ともよほどじゃなければ契約できるぞ!それをこんなあっさりとこんな早く!)

エレボスの行ったことの恐ろしさにワァラクは唖然とする

「さて、、、残りはお前だけだ」

そんなワァラクにエレボスは刀を構えて近づいて行く

「っ!ドラゴンリンク!」

対してワァラクは自分と同じく地面に伏していた2匹のドラゴンを自身の体に取り込み

「これなら動ける!」

立ち上がった

「おー!総裁司教程度がこれを食らって立ち上がるか、、、でも、逃がさねえぞ」

(魔力量は100万か、、、消耗もあったのに全力の倍とはやるね。俺も今の術式で魔力の7割持ってかれたな)

ワァラクを逃がさないように構えるながら魔力差や減りなどを考える

だが

「逃げる?そんなわけないだろ?」

ワァラクは逃げるそぶりは見せずエレボスを見て刀を構える

「っ!こんな圧倒的な力を見せられて退かないのか?」

そうエレボスが聞くと

「俺は悪魔様の力は補助としてしか使わない。俺は元々120歳までは悪魔契約をしてなかったんだ。たかが人生の1/5程度の付き合いの力頼りで戦わねえよ。俺は見た目通り一番若い爵位持ち司教なんだよ。自分の技を信じてお前を倒すだけだ」

ワァラクはそう答えた

「、、、そうかよ」

エレボスはそれを聞くとそう答え

「俺の名前はエレボス・エルピス」

そう名乗った

「っ!エルピス?!お前、、、まさか」

エルピスいう家名にワァラクは再び今日がする

「俺の母はセラフ神聖国教皇直属部隊ホワイトリリィー・隊長にして歴代最強の聖騎士フレデリカ・エルピスの一人息子だ!!この名を冥土の土産にすると良い!」

「、、、俺の本当の名前はロマノフだ。冥土へ行ったときの駄賃だ。エレボス」

「そうかよ」

「「、、、」」

2人は向かい合う

「「行くぞ!」」

そして最初とは違い今度は声を合わせ死合する






カエデ視点

「ここがヘルメス家」

カエデはヘルメス家の屋敷へ着いた

「えっと、、、門を守る侍は、、、居た居た」

警護の騎士を見つけるとカエデは

「すまん。私はヤマト皇国から来たのだががエクレア・ヘルメス殿への手紙をエレボスから預かってここへ来た」

そう騎士に言った すると

「え、エレボスってあの方か?!」

「時期からして間違いない!エクレア様もお喜びになるぞ!」

騎士達はエレボスという名前に歓喜した

「す、すごいな。エレボス」

(何をしたんだ一体)

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