侵攻

ヤタガラス城

「攻め込め、同志たち!」

「「うぉー!!」」

ヤタガラス城及び城下町は今ワァラク率いる

100万の兵に囲まれていた

「農民がほとんどの100万の兵で攻め込んだらセラフ神聖国と全面戦争になるとは言ったがそれはこの国をゆっくりと落とす場合の話だ!あっちが俺達を攻め殺すというならこっちもこの国を一気に落としてやるよ!」

(武力で信仰を押し付けるみたいで俺も嫌だし、上も嫌がるだろうが、、、こうなったんなら)

「武力で解決してやるよ!!拠点の術式は少し前にあのガキの魔法で壊された、、、つまりあのガキは3時間はここへは来れない」

ワァラクは年相応の無邪気さでそう叫ぶ

「ワァラク様!作戦通り皇民には攻撃しないようにしていること。そして降伏すれば何一つ我々からマイナスなことをせず仕事についてもしっかりと斡旋すると広めた結果2割ほどがすでに降伏。そして残っている兵にも動揺が広がっています!」

横から司教がそう伝える

「そうか!よし!金貨もバラまこう!」

「よ、よろしいのですか?!」

「どうせこの国以外使えないこの国の金貨だ。俺達の持つ半分くらいバラまいとけ!金は偉大だと昔バティン公爵司教様から教えられて一度実際に見てみたかったんだ!」

「りょ、了解いたしました」

司教はワァラクの言葉に従い去って行った

「にしても、、、流石は侍。強いな」

(下級司教クラスが平均とか、、、恐ろしい)

ワァラクがそう考えていると

「「「くたばれ!」」」

ワァラクの真上から3人の侍が斬りかかってきた

「ほー、ここまで抜けてくるか」

ワァラクは感心しながら

「来い!お前達」

足元から小さな竜を2匹召喚させると

「デュアルドラゴンブレス」

襲い掛かって来た侍たちに竜のブレスを浴びせた

「「がぁ!」」

侍達は黒焦げになった

「さーて、ドンドン潰してけー」

「「うぉー!!」」

ウェスタの言葉が悪魔教団兵を活気づける

その時だった

「不知火!」

ヤタガラス城の天守閣から業火がウェスタ目掛けて飛んで来た

「っ!デュアルドラゴンブレス!ドラグーンスラッシュ!」

ドカン!!

ワァラクはそれを相殺する

「おいおい、、、随分とやんちゃなお姫様だ」

煙が晴れ天守閣を見るとそこには

「この国は私が守る!」

2本の美しい角を生やし大剣を持ったアヤメが居た

「抵抗しなければ命を助けるどころか俺の嫁にしてやったのに」

「私の旦那様はあの方だけです」

そうして

ワァラクVSアヤメが始まる

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