進軍
5日後 夕暮れ
「では行きましょう」
「はい」
「5日間旅人に変装して進軍してきたがそれも今夜で終わりだ。今夜で悪魔教団を潰す」
「どうやってバレずに兵を動かすか気になってましたが旅人に変装して進軍するっていうのは確かに効果的ですよね」
「ああ。普通なら兵站の問題でそれも難しいが今回は一応は治めている場所だったから先んじてその辺りは準備ができてるからな。しかもここ数日は春を迎えたからか旅人が普段よりも多かったのも功を奏した」
エレボスの言葉にイブキがそう返す
「お子さん達はヤタガラス城で今頃俺達の勝利を待ってるんでしょうね」
「ああ」
イブキを始めとした当主の子供や妻は人質などの危害を加えられに用に全員ヤタガラス城に居る
「ただ奥さんのカグラさんだけは従軍してますよね、、、あの回復力ですし強いのはわかってはいるんですけどどれくらい強いんですか?」
「さー?私もカグラの本気は見たことが無いんだ。ただかなり強いとは思うぞ」
「なるほど。ま、心強いですね」
「私としてはエレボス殿も心強い。この争いが終わったら国を挙げてお礼をさせていただく」
「そのお礼がアヤメ様の結婚だったら怒りますからね」
エレボスはそう言う
「アヤメ様は絶世の美女になるだろうに、、、何が嫌なんだ?」
「俺は世界を旅したいんです。世帯を持つなんて」
「ふむ。旅が終わってからなら良いのか?」
「え?」
イブキの言葉にエレボスは言葉を失う
(旅が終わったらか、、、うん)
「無いですね」
エレボスは少し考えてそう言った
「何故だ」
「アヤメ様相手に恋愛感情が一切浮かんでこないので」
「、、、エレボス殿が将来妻にめとる女性はどんな方なのだろうな」
「う~ん」
(おっぱいが大きくて高身長で知的で可愛くて、、、ん?これ、、、ベルと特徴一致してね)
ふと考えてことがとんでもない結論になりエレボスは唖然とする
「っ!軍が居るな。着いたか」
するとイブキがそう言った
「遂にですか」
「ああ。合流せしだい軍議をして20000の兵で一気に叩きのめす」
「20000、、、すごい人数ですね」
「本来なら20万ぐらい出せるんだが、、、悪魔教団にバレるリスクを考えとな。でもこれでも相手で戦えるのはせいぜい5000。民兵を使われたらまずいが流石にそれは負の側面が多いからやらないだろう」
「4倍の戦力、、、俺も居ますし大丈夫でしょう」
「期待してます」
「はい!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます