求婚

「は?、、、は?!!」

エレボスはアヤメの発言に唖然とする

(何言ってんだこのガキ?!ってか!起き上がれない?!)

「私魔力制御が極端に上手いんですよ、、、あと固有魔法もあって病明けでもエレボス様を押さえつける事が出来るんですよ」

「いやいや!あって直ぐ告白って貴族でももう少しまともですよ?!」

「ここはヤマトで私は皇帝です。私が法であり常識です」

「なっ!」

(これのどこが[名君]だ!カエデ!暴君の間違えだろ!)   




エーテル王国

「そう言えばエレボスに言ってなかったな。アヤメ様はものすごくやんちゃでそして民のことを考えて行動されるがそこが関わらなければとんでもない暴君であると言う事」

(仮に求婚などされたらさぞかしめんどくさいことに、、、と言うかアヤメ様の固有魔法[オニヒメ]の力で力ずくでそのまま襲われるだろうな。お母様ほどではないがアヤメ様もお強いからな)

そんなことを考えならがカエデは馬を走らせるのであった




再びヤマト

「クソ!マジでびくともしねぇ!アヤメ様」

「その初めてですけど気持ちよくしますから!」

そういうとアヤメは器用に体を揺らして着物を解こうとする

「バカバカバカ!おい待てこのクソ暴君!」

思わずエレボスも取り繕っていた王への対応を完全に外す

「それがエレボス様の素顔なのですね。では私も王ではなく1人の女として、、、おら!ヤるわよ」

「あら男らしい、、、って!マジでこのガキ!」

「同い年でしょ?」

「うるせぇ!!クソマジで動けない!」

エレボスは全力で抜け出そうとする その様子を見て

「もしかして好いている女でもいるんですか?」

アヤメはそう聞く

(居ないな!!でも、、、)

「え、エーテル王国に幼少期からの知り合いが居てね、、、そいつが」

エレボスは全力でそう言う だが

「だったら私を好きになったもらうまでですよ!オニヒメの眼光」

そう言ってアヤメの目が怪しく光る

すると

「ち、力が入らない、、、」

(マジでヤバい!)

「接吻しましょ」

そしてアヤメの唇がエレボスの唇に迫る

「バカバカバカ!」

エレボスは動けない そしてあと数センチというところで

「ぇ?」

バタン

「え?」

アヤメがそのままエレボスの体に倒れた

「まさか病気が!」

そう思いアヤメを見る すると

すー、すー

「寝てる?」

(、、、あ!)

エレボスは部屋にあった鏡を見る  すると

「やっぱりか。助かった」

エレボスの右目はブラックエメラルド色に染まっていた

「魔眼か、、、ベルの力だな。助かった」

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