アヤメ
カラカラ
エレボスは戸を開ける
すると
「っ!」
そこには今まで見たことが無いほどの美少女が座っていた
「どうぞ」
「あ、はい」
(とんでもない美少女だな、、、まさにお姫様って感じだな)
そんなことを考えながら部屋に入り戸を閉める
「改めましてヤマト皇国の皇帝を務めていますアヤメ・ツクヨミと申します。私の命を救っていただいてありがとうございました」
アヤメは深々と頭を下げてそう感謝の言葉を述べた
「あ、頭なんか下げちゃダメですよ!皇帝が私のようなどこの馬の骨とも知れない男なんかに」
エレボスは焦った様子でそう言う
「ふふ。既にサンモンジ家の家紋を預けられたうえ国民の病を大いに癒していただいた方ならすでにこの国では五神家に次ぐ立場にありますよ」
アヤメは微笑んででそう言う
「そうですか、、、それで私に何か御用でも?」
エレボスがそう聞くと
「いくつかあるのですがまずは3年前よりこの国を蝕む悪魔教団について教えていただけませんか?」
「もちろんです」
そうしてエレボスは悪魔教団について話をするのであった
というわけです」
「なるほど、、、外の世界でもそこまで」
「はい。私は数年前に敵対してしまって追われる身でして」
「大変ですね、、、その失礼ですがご両親は?」
「実の両親はすでに。育ての母親は元気にしていますよ」
「そうなのですか。家族がいることは良いことでね。ところでその育ての母親には頼らなかったのでしょうか?」
「それが、、、母の家が大国の超名家で悪魔教団の件と私自身のとある問題もあって家を継がせようとしてきていて。母からも全力で逃走中です。むしろ悪魔教団よりも怖いですよ」
エレボスは冷ややかな笑いでそう言う
「それでも家族が居るだけ良いではありませんか。家族を無くした私からの助言ですがいつ家族が死んでも良いように普段から感謝などを伝えておいた方が良いですよ」
その言葉にアヤメはどこか達観した目をしてそう返す
「、、、そうですね。母さんも俺のことを思っての行動、、、手紙ぐらいは出します」
「そうした方がよろしいでしょう、、、ただ、少し私としては都合が良いですね」
アヤメは少し嬉しそうにそう言う
「都合が良いとは?」
「確かエレボス様は私と同い年である12でしたよね?」
「ええ。それが?」
エレボスがそう聞いた次の瞬間
ビュン
「え?」
アヤメの体が視界から消えるとほぼ同時にエレボスの体が倒される そして
「私の伴侶になってください」
アヤメはエレボスを押し倒してそう言った
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