城での生活

2日が経過し

「ふー、いい湯だな」

(この世界は普通に風呂につかるという文化があったから風呂につかるということは珍しくないが、、、)

「温泉はこの世界で初めてだー。12年ぶりの温泉は本当に良いものだなー」

(昨日は徹夜でここまで来たからそのまま1日眠っちゃったから入れなかったけど、、、もったいないことしたなー)

そんなことを考えながら温泉を堪能としていると

「エレボス様」

温泉の外から召使に名が呼ばれる

「はい」

「大変申し訳ないのですがこの後天守閣に来ていただけないでしょうか?」

「え?構いませんけど、、、どうされたんですか?」

そうエレボスが聞くと召使は

「アヤメ様が会話できるようになるまで回復なさってエレボス様にお会いしたいと」

「っ!アヤメ様が!直ぐに出ます。あ、服とかって、、、」

「アヤメ様は公の場以外ではそこまで気にしないので今お持ちいたしましたお召し物でダイジョブです」

「わかりました」

「では」

そういうと召使は去ったようだ

「2日でそこまで回復するとはヤマトの人はやっぱりすごいな」

そう感心しながらエレボスは風呂から出るのであった



コツコツコツ

「それにしても本当に広いよな」

(ダイモンジ城が俺の家の3倍、、、そしてこの城はダイモンジ城のさらに2倍)

「国主の城はエグイな、、、何に使うんだか」

そんなことを口にしていると

ゾクッ

「っ!」

エレボスの背筋に悪寒が走る

ビュン

そして矢がエレボス目掛けて飛んで来た

キン

「エアブレッド」

ドン

「ぐぁ!」

エレボスはそれを刀で切り落とすと矢が飛んできた方角に風の弾丸を放った

「おいおい暗殺とはずいぶんだな」

(城下の街から撃ってくるとはな、、、あっちもなりふり構わずって感じか)

「今ので暗殺者は殺せただろうが悪魔司教との繋がりは出ないだろうな」

そんなことを考えながらエレボスは天守閣に向かうのであった

{ふふ。もっともっと}

「え?」





「ここか」

天守閣に辿り着くと門番であろう侍が4人立っていた

「エレボス様!」

するとそのうちの1人がエレボスに気が付き

「アヤメ様はこの奥です」

そう言って天守閣内部への扉を開けた

「ご苦労様です。あと先ほど城下から矢で狙撃されましたのでお気を付けを」

「「え?!」」

侍は顔を青ざめさせる

「さて」

歩みを進めていき2日前に訪れた天守閣の前に辿り着く

「アヤメ様。エレボスです。よろしいですか?」

「っ!エレボス様!どうぞ」

エレボスの声に部屋の奥からかわいらしい女の子の声が聞こえた

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