パリ港

パリ港

「おー!これが港町。テンション上がるなー!」

パリ港の街に着いたエレボスは中世の港町を始めて来た興奮に顔が染まっていた

「本当ならゆっくり観光したいが、、、ヤマトに早く行かないとな」

(ヤマト域の船を探すか、、、となると)

エレボスは歩みだした




カタン

「ギルドだよな」

エレボスはギルドのゲート扉を開けて入った

ざわざわ

「ん?なんか見られてるな?」

(そんなに子供が来るのが珍しいのか?)

ギルド内に居る冒険者などの目線とざわめきにそんなことを考えながらエレボスは開いているカウンターへ行くと

「すいません。ヤマト行きの船って乗れますか?」

受付嬢にそう聞いた

「え?えっと、、、今はヤマトへ向かう船は出ていませんね」

「っ!なんでですか?!」

その言葉にエレボスは焦る

「その海域でクラーケンが出ていて」

「っ!A+のモンスターだと」

(A+となると確か侯爵司教と同格だったよな)

「討伐にはどれくらいかかりますか?」

「1月は最低でも」

「1月?!」

受付嬢の言葉にエレボスは悲鳴を上げる

(そんなに待てない!フレデリカに追い付かれる)

「、、、伯爵司教と同等か。俺が倒すか」

「え?!」

「酒場ってどこですか?」

「え?え、えっとここを出てそのまま海の方に行けば何店か」

「ありがとうございます」

そういうとエレボスはカウンターから離れる しかし

「ちょ、ちょっと待てガキ」

周囲に居た冒険者が近寄って来た

「はい?なんでしょう?」

「く、クラーケンをお前が倒すだと?A+の化け物をか?お前舐めてるのか?!」

男がそう言ってエレボスにつかみかかろうとする だが

「遅い」

ボコン

「がぁ!」

エレボスは男の腹に拳を突き刺した

「悪いが俺は3年半前に伯爵司教を倒してるからな」

「「なっ!」」

「というか、誰か船出せそうな人知らない?」

「「、、、」」

「知らないか」

誰も知らなそうなのを見てエレボスは今度こそ出て行こうとする だが

「ちょ、ちょっと待ってください」

先ほど対応してくれた受付嬢が零に話しかける

「あ!受付嬢さん。知ってますか?」

「い、いやそれは知らないんですけど、、、服どうしたんですか?」

「、、、あ」

受付嬢の言葉にエレボスは気が付く

「俺服着てねぇ!」

上半身裸だったということに




???

「どうすれば?ヤマトへ戻らないとお母様が死んでしまう」

腰に刀を携えた少女はそう言ってパリ港を歩く

「クラーケンを倒せれば船に乗せてくれるって実質乗せないと言っているようなものじゃないか!」

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