決着

{それマズくないか?!}

{まずいわね。流石にこれじゃ見つけれない}

{辺り一帯爆破するか?エレボスが死なない程度の威力で}

ボルサリーノがそう聞くと

{失敗したら魔力差がひっくり返るかもだから無し}

フレデリカはそう言って却下した

{それはそうだが、、、そしたらどうするんだ?}

{煙が晴れるまで追いかければいいのよ}

{は?お前何言ってるんだこの煙で場所が分からないんだろ。煙が晴れる前に逃げ切られるぞ}

フレデリカの言葉にボルサリーノがそう困惑した様子でそう言うと

{大丈夫、、、エレボスの匂いがしっかりと感じられるから}

フレデリカはぞっとするようなことを堂々と言った

{、、、おう}

ボルサリーノもドン引きした

「悪魔風情が私からエレボスを奪えると思うな!!」

そうしてフレデリカはエレボスの匂いを追いかける


そして10分後

「そろそろ森を抜けるわね」

{このまま進むと第1と第3部隊とぶつかるんじゃないか?}

{そうね、、、あっちもエレボスと私が向かっていることには気が付くだろうし挟撃できるわね}

{止めれるのか?}

{わたしが魔教司教全員追い払うか殺したおかげでアデルとエルは全力を出せる。今の私と互角よ。問題ないわ}

フレデリカははっきりとそう言う

{そうか。その、、、エレボスの匂いはしっかりと覚えているのか?}

{ええ。もちろん}

{そうか、、森を抜けるぞ}

そして遂に森を、、、炎と黒煙が消える

そこには

「うわ!」

「フレデリカ様!?」

聖騎士第1・第3部隊と

「え?」

エレボスががあった

「フレデリカ様!お疲れ様です。フレデリカ様にしてはかなり時間がかかっていましたがそこまで厄介な敵だったとは」

フレデリカに気が付いたアデルがフレデリカに駆け寄りそう言う

「森に火をつけないでくださいよー、フレデリカ様」

エルは燃え盛る森を見ながらそう文句を言う

「あの方がフレデリカ様」

「全身から圧倒的な力を感じる」

フレデリカに会ったことが無かった部隊員は初めて見たフレデリカに子供のようなまなざしを向ける

「それで?これからどうします?ひとまずベルムート家は全滅しましたし、娘の方もすでに粛清したことでしょう」

アデルがそう聞くがフレデリカはそれを無視して

「、、、エレボス!!!!!!!」

そう憤怒に染まった叫びを森に響かせた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る