帰宅
「逃げろ!逃げろ逃げろ逃げろ!」
エレボスは全速力で戦場から離れる それと同時に
(これからどこに逃げる?)
これから先逃げる場所を考える
(正直言って世界中が敵になったみたいなものだ、、、せめて一度状況を立て直せる場所を探さないと。でもそんなところどこにある?!エクレアに頼るか?いやあいつは確実に俺をフレデリカに売る。裏をかいて神聖国か魔国に行くってのはどうだ?いや、今の俺の力で相手の巣に入るのは裏を掛けるとしてもまずい。というか何か力になるものが無いとそもそも話にならないぞ)
そう名案が思い付かずただ進んでいると
「さっきの音は何なんだ?」
「モンスターの喧嘩かな?」
進路から人の話し声が聞こえる
「っ!」
エレボスは静かに忍び寄りその声の元を見つける それは
(聖騎士!)
見張りの聖騎士だった
(辺りの警戒も十分ってわけか。というかこのまま進めば屋敷に着くな)
そう気が付いたエレボスに
「ん?」
1つの思い出が思い出される
{龍刀・黒牙、、、バハムートの落とした歯を加工した武器でね。魔法伝導と硬さが凄い刀よ}
{盗難防止のために初代当主がとんでもないレベルの結界を張っているの。刀から魔力を供給する仕組みだから数百年たった今でも全く破壊できないのよ}
それは宝物庫に会った家宝の刀の記憶であった
さらに
1月前の悪魔召喚で召喚した大悪魔を自身が取り込みその後フレデリカの封印が弱まった
(刀の封印に悪魔の力が使われているんだったらその力を吸収してうまくいけばベルの封印を破壊して会話がもう1度できるかもしれない。それに刀を手に入れれば消耗したフレデリカか大罪司教相手に逃げるぐらいならできるかもしれない。よし!!)
そう考えたエレボスは聖騎士にバレないように屋敷に向かうのであった
「めちゃクソに燃えてるな」
屋敷の近くに魔できたエレボスはそう呟いた
(この炎を避けて行くのか、、、中々にばかげた行為だな)
そう考えながら
「全員もう終わったと思ってるから気を抜いている、、、何かを待っている。フレデリカのことだろうな。だったら今しかないなが、、、炎で途中影が無いのがまずいな。だったら」
そう覚悟を決めたエレボスは
「マリオネット」
自身の持っていた刀にそう魔法をかけた
「今までありがとうな」
そう刀にお礼を言うと同時に刀は
ビュン
聖騎士たちの方へ飛んで行った
「何か来たぞ!」
「刀?!」
「アンデット系のモンスターぽいな」
刀に目が行った その隙に
ビュン
エレボスは一気に移動して屋敷の割れた窓から屋敷に入った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます