エレボスとフレデリカ
「ん?」
「あ、起きましたね」
「ああ、、、ここは?」
「エレボス様の部屋です」
「、、、ああ、そうか。姉さんに勝った後に俺倒れたのか」
「はい。エリン様はすでに起きてらっしゃいますよ」
「そうか、、、もう夕食の時間だな」
そう言うとエレボスはベットから起きようとする しかし
グッ
「ん?どうしたフレデリカ」
フレデリカが優しくエレボスの方を抑えて起き上がるのを止めた
「少し話しましょう」
そしてそう切り出した
「エリン様が生まれた時ご主人様達は大喜びしていました。それこそメイドの手をあまり借りずに育てていました。その過程でかなり過剰に悪魔についての教育をしていました。悪魔契約などの危険な物はしっかりと慎重にでしたが知識や悪魔信仰などはかなりしっかりと。正直エリン様がそう言う教育に合っていたのであのように成功しましたが下手したら危なかったですよ」
「そうだったのか」
「それで、エレボス様が生まれた時に今度こそ失敗しないかと心配になる私が良い感じに教育係になれるように動いて今のような関係になったんです」
「そんなことが。俺はフレデリカが教育係になってくれて子供のころから感謝しっぱなしだよ」
「今も子供でしょうに、、、それで、その理由と私が子供を産めないということから私はエレボスさんのことを本当の子供のように愛しています」
「俺もフレデリカのことは家族だと思ってるよ」
「ふふ。ありがとうございます。だからエレボス様。私は、、、私だけはエレボス様の味方ですからね」
「、、、そうか」
「はい、、、」
「「、、、」」
「なんか変な雰囲気になってしまいましたね。そうだ!エリン様に勝ったご褒美に私のステータス見せて上げますよ」
「え!本当か」
フレデリカはそういうと懐から紙を取り出し見せた
ガルディアント・フレデリカ
適性 火・水・風・雷・地・自然・光
魔力量 30000000
固有魔法 インターフェレンス(干渉無効)
「、、、はぁ?!!!」
(や、闇属性以外の全属性の適性持ち?!魔力量は3000万。なんだこれ?!)
「え?な、なにこれ?」
エレボスがそう聞くと
「ふふ。エレボス様が間違った方向に進んだら私が力づくで止めますよ」
「え゛?!」
「さ、夕飯を食べに行きましょうか!運びますね」
「え?え?!ちょっと?!」
フレデリカはエレボスをお姫様抱っこで運んでいくのであった
エレボスにこの時もうすこし知識があればこの時点で気が付けたかもしれなかった
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