エレボスVSエリン 3

「お返しだ!」

まずエレボスは剣の炎と風を纏わせ

「鈴解・暴炎」

それを放った

「デモンボルトフレア」

ドカン

その一撃は完全に相殺された

「、、、」

(こっちは3属性それも悪魔術式も含んだ亜種。それなのに相殺されるってことはかなりの魔力を使ってるわね。いくら量が私よりはるかに多いとはいえそれならあっちが先に尽きる、、、だったら)

エリンも一つの策を考え着く

そして

「ベルフェゴーラ」

エレボスは自身の固有魔法で傷を治す

「魔を統べし悪魔の力よ。我が3種の力と汝の力をさらなるものにする我の権能をを持って敵を討て。すべてを焼き殺す豪雷業炎の力。原たる自然の力。そして原初たる魔の力。すべてを持って・・・

エリンは長文詠唱魔法を構える

そして

「カタストロフィ!!」

エリンの必殺の魔法砲が放たれた

(私の仮契約している悪魔様の権能は{追尾}!この一撃は回避できない!)

当たれば一撃必殺・回避は困難を極める、、、エリンの必殺技がエレボスに迫る

「、、、オーバーロード」

対してエレボスは魔力を体と刀に纏わせた 

そしてなんと

「おらぁ!!」

ドカン

「え?!」

魔法砲を真正面から受け止めた

(あの魔法砲を受け止めた?!)

「経験が浅いわね!あれは学園の結界レベルじゃないと防げない。攻撃の火力を見る目はまだなかったよう、、、ね」

エリンは勝利を確信した、、、しかし目を疑うことになった

「な、なんで防げてるの?」

それはエレボスが魔法砲を受け止めていたのである

(ど、どうなって?)

エリンは困惑する しかしその困惑は次の瞬間焦りに代わる

「お、、、らぁ!」

「なっ!ま、魔法砲を消し、飛ばした?」

エレボスが魔法砲をなんて消し飛ばし 

「風鈴・炎」

ビュン

一気に距離を詰めてきた

「っ!」

ガキン

それをエリンは受け止めた、、、ようにほんの一瞬だけ見えた

次の瞬間

ドカン

「がはぁ!」

なんとエリンが力負けして大きく吹きとばされた



「エリン様がここまでやるとはさすがに想定外でしたね」

外から結界を張って建物のへの被害を防いでいるフレデリカはそう呟く

「そうだな、、、まさかあそこまでとは。だがそれ以上に」

「エレボスのあの力は何、フレデリカ?」

そして両親も両方の強さに目を見開いきフレデリカにそう聞く

「まずエレボス様の剣術は私が仕込んだものです。そして魔力量は才能ですよ。私はそれを早々に気づいて魔法を使う戦術を教え込んでいたんです。幼少期からそうしていたので才能と合わさってあのようなお力を」

「「なるほど」」

二人は納得し、3人は再び戦闘を見守る

「、、、」

(そんなわけないでしょ。才能と少しの魔法練習であんな量まで魔力量は膨れ上がらないわよ)

しかしフレデリカは内心そう二人をあざ笑っていた


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る