エリンとエレボスの力

「それじゃー」

エリンは適性診断紙に手を置いた

「はっ!」

紙に文字が印字されていく

「よし、できた」

そして印字した紙を見てみると


ベルムート・エリン

適性 火 雷 自然

魔力量 3800

固有魔法 デモンズドライブ(悪魔の力を増大させる)


「、、、はぁ?!」

(3800?!)

エレボスは唖然とした

「っ!3000ぐらいはいくかと思いましたがほぼ4000とはさすがに驚きましたね」

フレデリカも少し驚いている

「こ、これは」

「す、すごすぎるな」

両親も驚いている

「3800ってどれくらいなんだ?」

「中位聖騎士が5000ですね」

「中位聖騎士って」

(騎士司教を倒せる。そう考えるとアクアに近いレベルなのか?)

「3属性に悪魔術式と固有魔法のことを考えると鎌の腕前次第では中位聖騎士ともすでに互角かそれ以上の可能性も」

「す、すごすぎる」

「ふふん!学園最強を舐めないでよね」

エリンは誇らしげにそう言う

「そういうエレボス様もヤバそうですけどね」

フレデリカはそう言うともう一枚適性診断紙を取り出しエレボスの前に置いた

「え?!」

「せっかくだしやってみてくださいよ」

「、、、」

(闇魔法でやばい部分は隠せるか)

「わかった」

エレボスは紙に手を置くと

「はっ!」

(コンセアルメント)

そう自身の情報を隠匿する魔法を唱え紙に魔力を込めた


ベルムート・エレボス

適性 火 風 

魔力量 6000

固有魔法 ベルフェゴーラ(回復・解呪)


「、、、え?」

「「はぁ?!!」」

「ここまで、、、」

その結果とんでもない数字が出た

「6、6000?!なんだこのバカげた量」

エレボスが唖然としていると

「才能と、、、ちょっとインチキじみたことを私との特訓で行ったので4000ぐらいは超えてると思いましたが、、、ここまでとは正直驚きましたね」

フレデリカはあっさりとそう言った

「「インチキじみた特訓?」」

その言葉に他の4人がフレデリカの方を見て声をそろえてそう言う

「秘密です。ただ、、、ここまで効果が出るとは少し想定外でしたね。これならエレボス様とエリン様が戦ったらかなり拮抗するかもですね。一回やってみませんか?」

するとフレデリカはそう提案した

「え?さすがに私が勝つわよ。学園最強って言うのは伊達じゃないわ」

エリンはそう言うが

「、、、魔力量にここまで差があるなら。お姉様やりましょうよ!」

エレボスは少し考えてそう言った

「え?、、、お父様どう思う?」

「フレデリカ?その、、、勝負になるのか?」

ラオスがそう聞くと

「少なくとも一方的な勝負にはならないかと」

「それなら一回やってみるか」

そうして初めてエレボス対エリンの姉弟対決が始まるのであった

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