聖騎士とは

「ち、ちなみにお姉様今どれくらい強いんですか?」

エレボスがそう聞くと

「見てみる?フレデリカ、適性診断紙を持ってきて」

「はい」

フレデリカは紙を取りに向かう

「入学前は

適性 火 雷 自然

魔力量 200

固有魔法 デモンズドライブ(悪魔の力を増大させる)

これだったわね」

「この国の一般魔導士の魔力量が100ですから入学2年前からすでに倍あるって今考えてもおかしいですよね?

「確かに入学前で200は天才の域だけど10歳で200は聖騎士の隊長クラスの才能よ」

「聖騎士の隊長クラス、、、ってどれくらい強いんだ?」

そう首を傾げると 後ろから

「セラフ神聖国の部隊組織は上から

聖騎士団長       1人

副団長         1人

隊長         10人

副隊長        10人

上位聖騎士      30人

中位聖騎士      100人

下位聖騎士      500人

聖騎士見習い 数えきれない人数

という感じです」

フレデリカがそう説明した

「うぉ!詳しいな」

「これでもメイド長ですからね。ちなみに

大罪司教>聖騎士団長>>>王=副団長>君主>隊長>公爵>副隊長>侯爵>上位>伯爵>中位>騎士>下位>総裁という力関係ですね」

「なるほどな。というか聖騎士団長すごい強いんだな」

「王クラス数人でトントンですね。そもそも火の六大精霊と契約していますし、技術も最強です」

「本当に詳しいな。戦ったことあるのか?」

「、、、いえ。戦闘を見ただけです」

「そうなのか。それにしても」

(聖騎士の戦力だけじゃ魔教司教、、、アーデン魔国相手にならないな。大罪司教5人いるんだからな)

「でも、大罪司教様が居る限り問題ないでしょ」

エリンがそう言うと

「そうでもないですよ。聖騎士団長の姉はは正真正銘の化け物ですから。大罪司教2人でも勝てるかどうか」

「え?」

「ああ。そういえば言ってたな」

({あの子とその姉の二人が当時20歳ぐらいの時に二人で強欲の大罪司教を倒したのよ}、、、ベルが言ってたな。ベル、、、この3年半1度も話せてない。何があったんだ?)

そうエレボスの顔に少し陰りが見えると同時に

「それに、、、あの3人が」

フレデリカふとある言葉を呟いた

「それよりも早く、私の成長をみんなに見てもらわないと」

しかしエリンのその言葉に両方の異変はかき消された

「そうですね。ではこちらを」

そう言うとフレデリカは紙を差し出した

「ちなみに下位聖騎士の魔力量は1000ですよ」

「お姉様だったらそれぐらい超えそうですけどね」

「、、、それで済めばいいですけれど」

フレデリカは嫌そうな顔をした



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る