神と悪魔の舞踏会

日常

3年半後


「、、、よし。確かに白金貨8枚に金貨5枚いただきました」

「おう!坊主それじゃー、またな」

「はい。お気をつけて」



エレボスは川を下っていく船を見送っていく

「白金貨2枚丸まるの儲け、、、ウマいな」

「、、、11歳の子供がなんで一回の売買で白金貨2枚も儲けてるんでしょうか?」

それを後ろから見守るフレデリカがため息も漏らす

「エクレアの商才のお陰だよ」

「そうですね。それにしてもエクレアちゃんは貴族内では裏で冷笑されていますしヘルメス家もさすがに子供にここまでド派手にできるほどの初期投資はしないでしょうに、、、どこからあんなお金を」

「はは。それは詮索しないのがマナーだろ」

(俺のポケットマネーからなんて言えるか!夜盗狩りのことがばれたら100%殺される)

エレボスは内心汗をかいてそう言う


ちなみに夜盗を狩っているだけで金貨2000枚と他にも宝物が手に入った理由だが

アーデン魔国まで逃げきれば追手が追いにくいという理由があるが、

ベルムート家の領土を通っていくのである


「そういえば、明日がエリン様が帰省なされると」

「お姉様が!!」

フレデリカの言葉にエレボスは満面の笑みを浮かべる

「ふふ。エリン様のことになるとエレボス様も年相応になりますね」

「っ!うるせぇ」

エレボスは顔を赤くする

「それと、半年後のエレボス様の学園入学についてもそこで一度話し合うと」

「、、、そうか」

エレボスは少し気まずそうになる

「どうなさいました?」

「いや、学園に入学するとなると俺がベルムート家の長男ってことが村の人達にもバレるだろ。今までだましていたのがな、、、」

「あー、、、なるほど。それは皆さん許してくれますよ」

「そうか、、、ま、悩んだって仕方がないか。さて、明日姉さんが帰ってくるって言うならなんか作るか」

「そうですね。きっとエリン様もお喜びになるかと」

そうして二人は屋敷に戻るのであった




???

「やっと、、、やっとここまで解除できた待っててエレボス!早くあいつからあなたを助けないと!」



???

「そ・。1月後に全・でベル・・ト家を襲・す・。部・にも連・を、、、・の方は、、、・しなさい。それじゃー」

ピッ

「待っててくださいね、、、私はあなたの・・なんだから。守ってあげないと」




???

「はー、寂しいなー。早く帰ってきてよねー」



3人の・がエレボスの運命を狂わせていく、、、いや正していく

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