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「モラクス司教が子供に負けた?」
そう驚いた声を上げたるのは10歳ほどの幼い少女だった
「はい、アリス様」
そしてそれに答えたのは同じく10歳ほどの幼い少女と
「待て待て?!モラクスって伯爵司教だろ?!それを教祖様よりもさらに幼い見た目幼い少年が」
40前半ほどの大男だった
「そうね。ベルゼの言う通りよ。アスモちゃん、詳しく教えてもらってもいいかしら?」
「はい。まずモラクス司教を倒した少年は冒険者見習いだそうです。そして我が同志ベルムート領に彼が居た時に総裁司教ワァラクが雇った夜盗にヘルメス家長女にして忌々しいエルピス家の血を引くエクレア・ヘルメスを攫ったそうなのですがそれを彼が救い出してそのまま彼の師匠と共にウェスタまで護送していたそうです」
アスモと呼ばれた少女はまずそう説明した
「ワァラク司教、、、確か一番新しい爵位持ち司教でしたね。発想が中々に若いですね」
「成功してるんだよな。一見ただの誘拐に見えるから我々の関与はバレずにできるから2国を敵に回す危険性を回避できる、、、今はどこに居るんだ司教ワァラクは?」
「今はエーテル王国のさらに東にある島国のヤマトという国に居ますね」
「ヤマト、、、あの島国ね。あの国エーテル王国以外関わりないうえに神も悪魔も信じない己だけを信じるっていう感じの国よね?」
「そうだな」
「エクレアを誘拐できなかったことを知った数時間後にはヤマトに向かったそうです。実績が欲しいと」
「誘拐できた時点で十分な実績よね、、、ワァラク司教には私直筆の手紙と司教を100人ほど送りますか」
「そうだな。実績を積んでもらおう」
「わかりました。そのように」
「それで?冒険者見習いの少年はその後どういう動きを?」
「はい。その後騎士司教フルカス様がエクレアが護送されていることに気が付きモラクス司教を援軍に呼び先に他司教と共に足止めに向かったところ少年の師匠と合流したヘルメス家騎士団の1部隊と戦闘。フルカス司教はそこで殺害されましたが師匠の方も消耗しておりそこにモラクス司教が到着し全員を一人で殺害。その死体と少年とエクレアを使って悪魔召喚を行おうとしたところ彼とエクレアが幻影でありその隙に逃走を許しました」
「悪魔召喚、、、できれば素晴らしいことだけどそれで逃がしてしまったのはダメね」
「しかしその後、少年が死に体の師匠を抱きかかえて森に逃げ込んだ際に師匠の体にマーキングしていたことで追跡し一度森の中で戦闘を。そこで一度殺されました」
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