迎え

「ん?」

エレボスが目を覚ますと

「あ?起きた?」

「うぉ!エクレアか」

そばにエクレアが枕元に居た

「おはよう。ぶりね」

「ん?ぶり?俺四日寝てたのか?」

「ええ。驚いたわよ」

「お、おう」

(あれ?ベルの話じゃで全快するって、、、)

エレボスがそう不思議がると

「そういえば、エレボスを私の騎士見習いに置くって話だけど無くなったから」

エクレアがそうあっさりと言った

「え?なんで?いや、うれしいけど、、、なんで?」

「、、、エレボスにお客様が来てるから着いてきて」

エクレアはエレボスの質問に答えずそう言って外に出て行った

「なんなんだ?」

{ベル何か知らないか?}

{、、、}

「え?」

エレボスがベルに話しかけても返答は無い

「どうしたんだ?」

「エレボスー!早く」

「今行くー」

(まぁ。いいか)

この怠惰な心が後にエレボスを窮地に、、、そして新たな世界に導くことになる





コンコン

「お!来たか。入っていいぞ」

エクレア扉をノックするとバロラントの声が奥から聞こえる

ガチャ

そしてエクレアとエレボスが部屋に入ると中には

「目覚めてくれて本当によかったよ」

バロラント

「悪魔に体を蝕まれたときは焦ったわよ」

メーテリア

そして

「十数日ぶりですね」

「なっ!!!フレデリカ?!!!」

ベルムート家メイド長のフレデリカが居た

「なんで?!」

そうエレボスが唖然としていると

「本当に、、、生きていてよかったですよ」

フレデリカはそう言いながらエレボスを抱きしめた

「っ!」

(胸当たってる?!)

そんなくだらないことをエレボスが考えていると

「エレボス様」

フレデリカが耳元で話しかけてきた

「アクアが死んだことそして魔教司教と闘ったことは知っています。一先ず今は私の会話に合わせてください」

「っ!」

「護衛依頼を受けてもらった時は問題ないと思っていましたけど、まさかこんなことになるとは。エレボス君の師匠、、、アクアさんが犠牲になったことも含めて本当にすいません」

「い、いや。冒険者としてこういった事件は覚悟しろってアクアにも言われてたから気にしてないよ」

「ありがとうございます、、、それで、丁度エレボス君が通過するであろうと思っていたに日にちに丁度魔教司教が出たと聞いて心配になり情報を聞いてここまで来たのですが。どうやらヘルメス家に騎士見習いとしてほぼ強制で仕えることになりそうだと聞いたんです」

「そうだな。まー、騎士見習いはちょっと嫌なんだが」

「でしょうね、エレボス君は騎士に向いている性格じゃないですからね。それなのに強制はちょっとねー」

フレデリカがそう言ってエクレアの方を横目で見ると

「うっ」

エクレアは気まずそうになる

「それで、エレボス君はアーデン魔国からの報復から守るという理由もあってヘルメス家の庇護が必要という点でも騎士見習いとなる必要があるという話でしたが私の知り合いにセラフ神聖国の知り合いが居て、その子に任せます。そうすれば冒険者としての未来を閉じずになお且つアーデン魔国からの報復も対処ができますから」

そしてフレデリカはそう言うのであった

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