術式
「えぁ?」
「なんだと?!」
「どういうこと?!」
マカロンのその言葉を聞いて三人は三者三様の反応をするが全員驚愕の反応で染まる
「起こしにいったらエレボスさんが起きなくて、、、それで体に触ってみたら心臓が動いて無くて呼吸もしてなかったの!」
「なっ!」
「エレボス!」
エクレアはすぐにエレボスの寝室へ向かう
ガチャ
「エレボス!」
エクレアが部屋に入るとエレボスのそばに駆け寄る すると
「呼吸してない!」
呼吸をしてないということを確認した
「ど、どうすれば?人工呼吸?!」
そうエクレアが焦っていると
「エレボス君?!」
「エレボス殿?!」
メーテリアとバロラントが部屋に入って来た
「お母さま!エレボスが!」
「見せて!」
メーテリアはエレボスに近寄り
「偉大なる神セラフ。我が右目に目の前に倒れし神の子を救うため、子を蝕みし病魔を写したまえ」
そう詠唱をした するとメーテリアの右目に刻印が現れ光を放つ
「、、、これは!」
そして数瞬エレボスを見たメーテリアは顔色を青くする
「どうしたんだ?」
後ろからバロラントがそう聞くと
「エレボス君の体と魂の両方が悪魔に浸食されてるわ」
「なんだと?!」
「え?!」
「どこかで悪魔の干渉を受けて仮死状態になってる」
「悪魔の干渉は解けないのか?」
「一日あれば解けるわ。ただ、、、根本的な解決ができるかはわからないわ」
「お母さま!お願いエレボスを助けて」
エクレアが目に涙を浮かべてそう言う
「任せなさい」
そうしてメーテリアによってエレボスは治療されるのであった
{この術式を一日、、、すごいわね。さすがはエルピス家歴代で最高の聖女と言われていただけはあるわね}
ベルはそう漏らす
{一日あればエレボスの回復は済む。怠惰の安息、、、対象が仮死状態になる代わりに絶対的な回復を対象にもたらす私の本気。本当はまだ使うのはあまりよくないんだけど、、、まー、宣伝とでも思えば悪くないわ}
{それにしてもエルピス家か、、、あそこの次女、今どこにいるのかしらね?正直あの子娘一人で大罪司教の足止めできる気がするのよね}
{あ!魂の方に修復が完了したわね。次は肉体を治、、、ん?}
ベルはエレボスの肉体を治そうとして固まる
{何この・・?悪魔・・と神聖・・、、、それに精霊・・の三種複合型?!いつこんな・・を?!まって!このままじゃ!}
そしてそう激しく焦った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます